米メディアが西武牧田のメジャー移籍可能性を特集「投球技術に成功の先例」
奪三振率と、四死球率の低さや、芯を外す投球は、今オフ、ナショナルズで今季29Sのストッパー、ブランドン・キンズラーや、マーリンズのサイドスロー、ブラッド・ジーグラーに近いものがあり、「この投球技術には、現在の大リーグで成功している確かな先例がある」と、牧田が大リーグで成功する可能性を好意的に報じた。 記事の終わりでは、「最終的に大リーグ球団が牧田を獲得可能になるには、大リーグ機構とNPBの新ポスティングの交渉次第」とするが、「この冬のフリーエージェント市場で中継ぎ投手を求めるチームにとっては注目の1人になるだろう」と記している。 牧田が、2014年の日米野球の第3戦で登板、打者を手玉に取り1回を無失点に抑えた投球は、当時、MLBの公式サイトで動画発信された。大リーグでは、アンダースローの変則投手は貴重で、過去には、ホワイトソックスなどで高津臣吾(現在、ヤクルト2軍監督)が活躍、また韓国の左腕アンダーハンドの金炳賢も、ストッパーとしてダイヤモンドバックスなどで存在感を見せたことがある。見慣れないフォームの投手に対して、タイミングを合わせることは、どうしても困難になる。特にフルスイングタイプの打者は苦しむ傾向にある。 今春のWBCでも、メジャー各球団のスカウトは、その独特のフォームと浮き上がるボールでタイミングがつかみにくい牧田に高い評価を与えていたが、侍ジャパンの権藤投手コーチが、「メジャー相手に通用する」と太鼓判を押していたサブマリンに、メジャーの各球団が注目していることは間違いない。