高知県東部に整備される「奈半利安芸道路」。初めて一部の区間で設計協議がまとまり20日、調印式が開かれました。 四国8の字ネットワークの一部となる「阿南安芸自動車道」。このうち「安芸道路」などで現在、工事が進められています。 2022年度に事業化された「奈半利安芸道路」の安田・安芸間は、安田町東島から安芸市伊尾木を結ぶ9.1キロ。今回「奈半利安芸道路」では初めて安田町の安田西地区で地元の対策協議会との設計協議が合意に達しました。 20日、安田町役場で国土交通省や県を含めた4者が出席し設計協議調印式が開かれました。「奈半利安芸道路」の安田・安芸間には安田ICと安芸東ICを設置予定です。続く奈半利・安田間も今年度、事業化されました。 国土交通省・土佐国道事務所　森山崇　所長： 「奈半利安芸道路の奈半利・安田間と合わせまして1日も早い開通を目指して関係者の皆さまと事業をしっかり推進してまいります」 南海トラフ地震発生時に住民の避難や緊急物資の輸送を支える「命の道」として期待されている「奈半利安芸道路」。安田西地区では、これから用地契約に向けた測量調査が始まります。