線状降水帯発生の県内で土砂崩れなどの被害確認
QAB 琉球朝日放送
沖縄本島地方では11月9日未明から朝にかけて線状降水帯が発生し、猛烈な雨が降りました。この影響で本島北部では土砂崩れなどの被害が出ています。 沖縄本島地方では9日未明から朝にかけて線状降水帯が発生し、気象庁は本島北部に「記録的短時間大雨情報」を発表し、国頭村や大宜味村などでは1時間に120mm以上の猛烈な雨を観測しています。 この影響で、本島北部では土砂崩れや冠水の被害が相次いでいて、このうち東村平良では川沿いにある住宅の一部が十数メートルにわたり崩落しました。崩落した家の住民の男性は「トイレのドアを開けたら(建物が)なくなってい。なんだこれはとビックリして、あたりを見回したら(建物の一部が)ずれ落ちていて、これはえらいことだなと思った」と話しました。 また、大宜味村では浄水場の床上浸水により送水機能が停止し、広範囲で断水が発生していて、東村平良の国道331号や東村と大宜味村を結ぶ県道が土砂崩れにより通行止めになっています。 本島地方ではあす10日にかけても局地的に雨脚が強まる見通しで、本島北部では、低い土地の浸水や河川の氾濫などに警戒が必要です。
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