新型肺炎、クルーズ船の乗客ら10人の感染確認 加藤厚労相が会見
厚生労働省は5日、横浜港に停泊中のクルーズ船の乗員乗客のうち10人から新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。 【全編動画】新型肺炎、クルーズ船の乗客ら10人の感染確認 加藤厚労相が会見
クルーズ船は2月3日に横浜港に到着したが、先月25日に香港で下船した人から新型コロナウイルスの感染が確認されたため、臨船検疫を行っている。 会見した加藤勝信厚労相によると、乗員乗客のうち、発熱などの症状があったり、感染者と濃厚接触があったりした273人の検体を採取し、検査した。これまでに31人の検査結果が判明し、10人から陽性反応が出た。 感染した10人は感染症法に基づく措置入院の対象となり、神奈川県内の医療機関に搬送した。全員50代以上で、そのうち3人が日本国籍だという。そのほかの乗員乗客については「14日間を原則に船内にとどまってもらう必要がある」とした。 クルーズ船には、日本のほか香港、台湾など56の国や地域の3711人(乗客2666人、乗員1045人)が乗っていた。