「僕は無実」2歳娘死亡の父親に逆転無罪 独房で5年半…1審では懲役12年
2歳の義理の娘を暴行死させた罪に問われ、懲役12年の判決を受けていた父親に「逆転無罪」の判決が出ました。 【画像】1審で懲役12年、高裁で無罪 逮捕後の勾留は5年半 「闘い続けてよかった」
■今西被告「ホッとしました」
28日午前、無罪判決が言い渡されたのは今西貴大被告(35)です。 今西被告は、再婚相手の連れ子だった長女(当時2)の頭に暴行を加え、死亡させたとする傷害致死や、強制わいせつ致傷の罪などに問われていました。 今西被告 「ホッとしました。安心感というか。6年前の27日に逮捕されて。28日から新たな一日。よかった、ほんとうに」 2021年の1審判決では、懲役12年が言い渡されていた今西被告。「逆転無罪」判決の理由とは…。
■5年半に及んだ逮捕後の勾留
今西被告は控訴していましたが、7月には条件付きでの保釈が認められていました。 自宅には、拘置所の中で読んだという大量の書籍や新聞があります。 今西被告(25日) 「拘置所の中で読みました。袴田さんのやつとか」 「(長女にけがが)3つあるから虐待だと言っているけど、事件にしているのは検察で、僕は何もしていないです」 逮捕後の勾留は、5年半に及びました。 28日、大阪高裁で言い渡された判決は「逆転無罪」。高裁は「脳の損傷が強い外力によるものだと示す証拠はない」とする、弁護側の言い分を認めました。 今西被告 「判決の主文は無罪でしたが、僕は無実です。独房で過ごした5年半くじけず闘い続けてよかった」 大阪高検は「判決内容を精査したうえで適切に対応したい」とコメントしています。 (「グッド!モーニング」2024年11月29日放送分より)
テレビ朝日