大の里が初優勝 所要7場所、最速 夏場所 12勝3敗
●津幡町出身23歳、県勢25年ぶり 大相撲夏場所千秋楽は、26日、東京・両国国技館で行われ、津幡町出身の新小結大の里(23)=本名中村泰輝(だいき)、二所ノ関部屋=が関脇阿炎に勝って12勝3敗とし、初優勝を果たした。石川県勢の幕内優勝は金沢市出身の元大関出島(大鳴戸親方)以来、25年ぶりの快挙となる。 大の里は2年連続アマチュア横綱の実績を引っ提げ、昨年夏場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。所要7場所での制覇は最速となる。今場所は初めてまげを結えるようになって臨んだ。 今場所は初日に横綱照ノ富士を撃破。霧島、琴桜の2大関も破った。上位陣の休場が目立つ中で優勝争いをけん引した。 津幡小から相撲の名門校である能生中(新潟県)、海洋高(同)に進み、日体大卒。