ケツメイシ、2年ぶり全国ツアーで1万2000人が総立ち メキシカンな演出で「グラシアス!」
4人組ラップグループ「ケツメイシ」が30日、横浜アリーナで全国ツアー(全12会場21公演)の横浜公演を開催した。 2年ぶり12度目となる全国ツアー。会場には1万2000人が集結し、大蔵(だいぞう)は「小さいクラブでライブしたりしていた二十数年前から、今はこうやって横浜アリーナで満員御礼!」と声を弾ませた。 今ツアーは、メキシコ音楽である“マリアッチ”がテーマ。コロナ禍など大変な時期を乗り越え、明るく楽しい雰囲気を作りたいとの思いからラテン系の演出を掲げた。メキシカン風にアレンジした「太陽」や、ツアーでは約16年ぶりとなる「また君に会える」など全22曲をパフォーマンス。ファンと大蔵が同国の言語であるスペイン語で「グラシアス!」と叫ぶ一幕もあった。 さらに、お笑いコンビ「アンタッチャブル」の柴田英嗣が脚本・監修を手がけたメキシココントも披露。大きな笑いをかっさらったが、RYOは「歌のリハーサルはほぼやらずにコントのリハーサルばっかりやっている」とあきれ顔でおどけた。 最後の曲では1万2000人が総立ちになり、大蔵は「すてきな景色を見せてくれてありがとう」としみじみ。熱気冷めやらぬ中、全員で一本締めをして幕を閉じた。
報知新聞社