雨の日も暑い日も通帳記入、お茶くみに社内回覧板も残っていて…昭和に戻ったかのような職場で、社員のストレスは限界に
「残業」よりも「非効率な取り組み」を減らす方が職場のストレスは減る!?
職場の状況に応じて、1年前と比べて業務の忙しさによるストレスが増えた割合についての調査データ(連合総合生活開発研究所調べ)があります。その結果、「残業を減らす取り組み」を行っている職場では、行っていない職場との差が3.9ポイントしかありませんでした。しかし、「非効率な業務運営を行っている」職場では、そうでない職場と比べて繁忙によるストレスを感じる割合が大きく、その差は25.6ポイントに達しました。 「働きやすい職場」を目指し残業削減をうたう職場よりも、社員の感じる「非効率」をひとつずつ解消する方が、従業員満足度が高くなるのかもしれません。 ▽公益財団法人 連合総合生活開発研究所/勤労者の仕事と暮らしに関するアンケート調査 ◆沼田 絵美(ぬまた・えみ)人材業界や大学キャリアセンター相談業務などに20年以上携わる国家資格キャリアコンサルタント。
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