Broadway! in Spring 2024 / 2025シーズンがベン・プラットの歌声で幕開け
アメリカ・ニューヨーク、ブロードウェイの2023 / 2024シーズンには39のプロダクションが登場した。6月17日(日本時間)には、その総決算であるトニー賞授賞式が開催される。一方で、5月に2024 / 2025シーズンがスタートした。その先陣を切るのは、改修されたばかりのパレス劇場にて行われるベン・プラットのコンサート「Ben Platt: Live at the Palace」。このコラムでは、新シーズンの幕開けを飾る5・6月の2公演を紹介する。 【動画】Ben Platt - Live at the Palace(他3件) ■ 「ベン・プラット:ライブ・アット・ザ・パレス」 Ben Platt: Live at the Palace 2024年5月28日(火)~ パレス劇場 演出:マイケル・アーデン 出演:ベン・プラット 5月31日にベン・プラットの3rdアルバム「Honeymind」がリリースされることを記念して行われる、約3週間のソロコンサート。昨年ブロードウェイで上演され、トニー賞のリバイバル賞と演出賞に輝いたミュージカル「パレード」でプラットとタッグを組んだ、マイケル・アーデンが演出を務める。公演ではプラットのアルバム楽曲をはじめ、多彩なナンバーが披露される予定。なお、パレス劇場での公演後は、6月から7月にかけてアメリカ各地を巡る。 ■ 「ホーム」 Home 2024年6月5日(水)~ トッド・ハイムズ劇場(旧アメリカン・エアラインズ劇場) 脚本:サム=アート・ウィリアムズ 演出:ケニー・レオン 出演:トリー・キトルズ、ブリタニー・インゲ、ストーリ・エイヤーズ アメリカ・ノースカロライナ生まれの孤児であり、若くして小さな農場を相続したセファスの物語。1979年にネグロ・アンサンブル・カンパニーが上演し、1980年にブロードウェイで初演された、サム=アート・ウィリアムズの戯曲が、ブロードウェイで40年ぶりの再演を迎える。1980年のトニー賞では作品賞、出演者のチャールズ・ブラウンが主演男優賞にノミネートされた。今回は、「陽なたの干しぶどう」のケニー・レオンによる演出のもと、主人公セファスをトリー・キトルズが演じる。