70年前に初登場した“宇宙船”!? 先進メカニズム満載のフランス車 シトロエン「DS」の希少な“7人乗りワゴン”を発見
オーストラリアで発見された1968年式“DSワゴン”の気になる落札価格は?
今回、オークションで落札されたのは「ID21 DS サファリ」というモデルです。 ルーフが後方まで地面に対して平行に続き、Dピラーからスパッと、まるで急斜面のように切られています。
通常モデルのルーフは、ボディの曲線に合わせるように曲線的に造形されています。こちらはルーフのみが直線状でルーフレールも備えている姿は逆にアイコニックです。 ボディをツートンカラーに仕上げているのも特徴的です。地中海を彷彿とさせるブルーを下半分、上半分のピラーとルーフ、そしてリアハッチはホワイトに塗られています。 ちなみに再塗装済みとのこと。 搭載されているエンジンは2175ccの直列4気筒で、コラムシフト式の4速マニュアル・トランスミッションを採用。駆動方式は前輪駆動(FF)です。 最高距離は、メーター表示で2万5015マイル(約4万258km)となっています。ただ、保証はできないようです。 再塗装以外にも車体の各部は2023年8月に整備済みといいます。 ホイールは磨かれミシュランの15インチタイヤを装着。ウォーターポンプ・燃料系統・フロント&リアサスペンションブーツ・リアブレーキシュー・燃料フィルター・油圧フィルター・ファンベルト・Vベルト・クーラントを交換済みです。 外装同様、内装もきれいに整備されています。1本ポークのアイコニックなハンドルはもちろん、シートの革や内装パネルも汚れや劣化が見られず、綺麗なブラックが保たれています。 さらにBluetooth接続が可能なパイオニアのオーディオも搭載しています。年式を考えれば後付けで間違いありませんが、自身のスマートフォンに入れたお気に入りの曲を随時流せるのは嬉しいポイントです。 ※ ※ ※ この個体は、一見アメ車にも見えます。特に映画「ゴーストバスターズ」に出ていたワゴンを彷彿とさせます。 貴婦人でエレガントなDSが、ルーフを変えるだけで男の冒険仕様に変身しました。 この個体の落札額は3万1250オーストラリアドル。日本円換算は約340万円で、年式を考えればそこそこのプライスがつけられたといえるでしょう。
Peacock Blue K.K.