台風10号による土砂崩れで茶畑や農道が崩落 年度内の復旧は困難か 静岡・掛川市
台風10号に伴う長引く大雨の影響で、茶どころ静岡県川市で茶畑や農道が崩落しました。 竹内一夫記者: 「土砂は茶畑の他にガードレールも同時になぎ倒して、下に滑り落ちていきました」 8月31日までの雨の影響で掛川市東山では、茶畑や農道がおよそ40メートルにわたって崩落しました。 この崩落によるけが人はいませんでした。
市長が視察
そして3日、久保田崇掛川市長が崩落した現場を視察し、被害状況を確認しました。 久保田崇掛川市長: 「想像していた以上に土砂崩れの威力、台風の威力が大きかったのかなと思いました。ここは日本一の掛川茶を作っている東山の一番の中心の場所なので、まずは原形復旧に向けて我々としては力を尽くしていきたいなと思います」 掛川市によりますと、現在、農道を通行止めにしていますが、年度内の復旧は難しいということです。
農園の所有者は
農園所有者 山本亮太さん(31): 「できれば新茶までに、来年3月までには復旧していただいて皆さんのところにおいしい新茶を届けられればなと思っているんですけど。どうしてもお金が掛かるので、市で賄えない部分はあると思うんですが、国や県にいち早く伝えていただいて、掛川は茶どころなので、東山地域として掛川市を 引っ張っていきたい気持ちがあるので、いち早い復旧を望みます」