【魅力はペプシカラーだけじゃない】人気ショップ限定モデルは海外旅行で使える時針単独可動型のGMT時計!
コロナ5類後で初のゴールデンウィークも前半最終日。みなさんは、どこでこの記事を目にしてくれているのだろうか。円安で割高だが、やっと海外へも自由に行けるため、やっぱり海外旅行という人も多いのではないか。 【画像】細部や着用など“GMT-1950”の写真をもっと見る!(20枚) そして海外旅行といえば現地で真っ先に調整が必要となるのが「時差」である。近年はGPSを有したスマホがあるため、あまり不便を感じることもなくなったが、かつては、現地の空港に着いた時点に腕時計の時刻を現地時間に調整するというのが当たり前だった。 そこで生まれた実用時計がGMTウオッチである。1955年に初めて開発されたロレックスのGMTマスターは、当時のパンアメリカン航空の要請でパイロット向け腕時計として時針とは別に副時針(先端が三角でGMT針と呼ぶ)を装備し、それが時分針とは別に第2時間帯を同時表示するとうものだ。 そんなGMTマスターのシンボルが24時間表示に青と赤に色分けされた回転ベゼルだ。これはパイロットが旅客機の暗い操縦室内でも現地が昼なのか夜なのかを感覚的に判断できるように色分けされたもの。アメリカの飲料メーカーのシンボルカラーに似ていることからいまでは時計愛好家の間で“ペプシ”の愛称で呼ばれ、ある意味GMTウオッチの代名詞となっている。 さて、GMTウオッチの実用機能は、冒頭でも触れた海外の時間も同時に表示できる点にある。かつてロレックスのGMTマスターもそうだったように、以前は24時間表示のベゼルを回転させて現地時刻と同じ数字をGMT針に合わせて表示させた。 その後、1983年にGMTマスター II が登場。時針を単独で動かすことができるようになって、ベゼルを回転せずに時分針自体を現地時間に簡単に表示させられるようになったのである。 現在、GMT針を備えたGMTウオッチには2種類ある。フライヤー型とコーラル型と呼ばれて区別されており、フライヤー型はGMTマスター II と同じ時針単独可動型でGMT針は動かない。一方のコーラル型はGMT針を直接動かして現地時刻のベゼル上の数字に合わせて表示するというものだ。 前者は海外時間を簡単に時分針に表示できるため海外旅行におすすめ。一方のコーラル型は日本にいて海外の時間を簡易的に知る際に便利。つまり、用途によってかなり使い勝手が違うし価格も前者は高額になる。GMTウオッチを購入する際はこの点を事前に把握することが必要なのだ。 ちなみにここに取り上げた時計の人気セレクトショップ“TiCTAC(チックタック)”限定のGMT-1950はGMT機能を装備したシチズン傘下のミヨタ製自動巻きムーヴメント、Cal.9075を搭載する。毎時2万8800振動の高性能に加えて、時針単独可動型のため海外旅行に使えるタイプである。 【アウトライン×チックタック GMT-1950】 SS(ケース径37mm、ベゼル径39.3mm)。5気圧防水。自動巻き(日本製Miyota9075)。9万9000円 公式サイト https://outlinewatches.tokyo/collection/gmt1950 文◎Watch LIFE NEWS編集部