＜2024年10月22日（火）～10月27日（日）WTTチャンピオンズモンペリエ＠フランス＞ 10月27日、男子シングルス準決勝で張本智和（21=智和企画／世界ランク8位）がドゥダ（30=ドイツ／同22位）をゲームカウント4-2で破り、決勝に駒を進めた。 アジア選手権王者・張本の相手は、ヨーロッパ選手権2024準優勝のドゥダ。林高遠、梁靖崑と中国の2024年世界卓球代表を連破した、最も勢いに乗る男だ。 序盤は台から出るサーブをレシーブから攻めるドゥダに手を焼くも、張本がすぐさま逆転し11-7で先制。第2ゲームも7-7から勝負強さを見せた張本が4点連取で奪う。 だが3ゲーム目はドゥダにミスを誘われて8-11で落とし、次も台上プレーから押され6-11で失う。 第5ゲームもドゥダの前陣強打に後手を踏むが、張本がカットブロックを続けざまに決め、最後はロングサーブで11-9で奪取する。 最終6ゲーム目、張本は体重を乗せた豪打を放ち、守れば鉄壁のブロックを見せる。中盤でドゥダを突き放し、猛追を振り切って11-8として勝ちきった。 2022年のブダペスト大会以来、2年ぶりのチャンピオンズ優勝にあと1勝と迫った張本。決勝では、林詩棟（中国）とF.ルブラン（フランス）の勝者と対戦する。 さらに妹の張本美和（木下グループ）が女子決勝に進んでおり、チャンピオンズの兄妹ダブル優勝の偉業にまで、あと1勝ずつとなった。 ＜WTTチャンピオンズモンペリエ 男子シングルス準決勝＞ 張本智和 4-2 ドゥダ（ドイツ） 11-7/11-7/8-11/6-11/11-9/11-8