子どもが社会人になって少しだけ生活に余裕が出てきました。投資をしてみたいです。これまで貯金一本だったミドル世代でも今から挑戦できますか?
これらのリスクを減らすには
上記のようなリスクをできる限り減らすために、「分散投資」という方法をとります。 投資対象となる資産には、株式や投資信託、債券、為替、不動産、コモディティ(商品)などさまざまなものがありますが、それぞれの資産や株式等の個別銘柄は、すべてが同じ値動きをするわけではありません。 例えば、日本国内で考えた場合、為替が円高に振れれば輸出企業の株価は輸出に不利となり下落することになりますが、輸入企業の株価は逆に上昇します。つまり、円安に振れればその株価は逆の動きをします。また、株価が上昇する局面では、債券価格は下落する傾向にあります。 このように、それぞれの資産値動きの違いに着目して、異なる値動きをする資産を購入することを分散投資といいます。特定の資産が値下がりしても、他の資産の値上がりでカバーするといった手法を使って、リスクを減らすことができます。
まずは少額から始めてみましょう
投資は、いきなり何百万円といった大金で投資をするのではなく、少額から始めることをお勧めします。株式であれば数万円から、投資信託も1万円からといったものが数多くありますので、家計に影響を及ぼさない程度の予算で始めてみてはいかがでしょうか。 出典 金融庁 資産形成の基本 執筆者:田久保誠 田久保誠行政書士事務所代表
ファイナンシャルフィールド編集部