『ルート29』旅の楽しさとせつなさが詰まったポスタービジュアル&予告編!主題歌はBialystocks
『リボルバー・リリー』(23)で第47回日本アカデミー賞主演女優賞に輝いた、綾瀬はるかが主演を務める『ルート29』(11月8日公開)。本作よりポスタービジュアルと場面写真が解禁。主題歌がBialystocksによる書き下ろし楽曲「Mirror」となることも発表された。 【写真を見る】2人の旅を切り取った『ルート29』場面写真も公開! 本作は『こちらあみ子』(22)で第27回新藤兼人賞金賞はじめ数多くの賞を受賞した森井勇佑の監督として2作品目となる長編映画。他者と必要以上のコミュニケーションを取ることをあまりしない清掃員のトンボ(綾瀬)と風変わりな女の子ハル(大沢一菜)の旅を追ったロードムービーとなる。旅を通し、奇妙な人たちと出会い、少しづつ絆を深めていくトンボとハル。空っぽだったトンボの心に喜びや悲しみの感情が満ちていく様を描いていく。主人公を演じる綾瀬、風変わりな少女を演じる大沢に加えて、市川実⽇⼦、⾼良健吾、原⽥琥之佑、河井⻘葉、渡辺美佐⼦ら実⼒派キャストたちが集結している。 このたび解禁されたポスタービジュアルに使われている写真は、緑深き森のなかで、トンボとハルが違う⽅向を⾒つめがらも寄り添い合う1枚。「⼤丈夫。きっとふたりなら。」というキャッチコピーは“2⼈のロードムービー感”を強調するとともに『こちらあみ⼦』のラストで、⼀⼈になったあみ⼦が発する「⼤丈夫じゃ」の“その続き”、アンサー的な展開をも想起させる。 そして予告編は、トンボとハルの出会いに始まり、国道をひた⾛るオンボロ⾞、湖でのカヌー漕ぎなど、楽しいひと夏の冒険モノという雰囲気から⼀転、後半は2⼈の⼼の葛藤が混じり合っていく。トンボとハルのひと夏の旅、その楽しさとせつなさが凝縮した映像に仕上がっている。 また本作の主題歌「Mirror」と本編⾳楽を⼿がけたのはBialystocks。2019年にボーカルの甫⽊元空監督作『はだかのゆめ』(22)に魅了された森井たっての希望により、今回のコラボが実現。Bialystocksは「ハルとトンボ、本来出会うはずのなかった⼆⼈が歩む旅の邪魔にならないように…。⼆⼈の歩幅のように付かず離れず、森井監督とともにハルとトンボを⾳楽を通して⾒守り続ける作業はとても楽しかったです」とコメント。監督の森井も「今回お⼆⼈に作ってもらった⾳楽はとにかく⾃由で、はじめて聴いたとき圧倒されました。楽しみにしていてください。きっと皆さんも驚かれると思います」と振り返っている。なお主題歌「Mirror」は10⽉2⽇(水)に発売されるBialystocksのアルバム「Songs for the Cryptids」のなかにも収録。10⽉からはアルバムの発売を記念し、全国7箇所を回る⾃⾝最⼤規模のライブハウスツアーが開催される。 さらにメインスチールを含む追加スチール9点も公開。⿃取砂丘や緑深き森、神秘的な湖といった⽇本の原⾵景と、外国の絵本を彷彿させる映像世界が融合した瞬間が切り取られている。 綾瀬はるか&大沢一菜が演じる2人が⽇本の原⾵景のなかで旅を展開する本作。気鋭アーティストが手がけた音楽と合わせて映画館で堪能してほしい。 ■<コメント> ●森井勇佑(監督) 「映画『はだかのゆめ』を観て、⾳楽はBialystocksにお願いしたいと秘かに思っていたところ、ある⽇偶然、映画館で甫⽊元空さんと遭遇したのでした。これは運命だと感じ、初対⾯でしたがその場で思い切ってオファーしました。今回お⼆⼈に作ってもらった⾳楽はとにかく⾃由で、はじめて聴いたとき圧倒されました。楽しみにしていてください。きっと皆さんも驚かれると思います」 ●Bialystocks(主題歌) 「ハルとトンボ、本来出会うはずのなかった⼆⼈が歩む旅の邪魔にならないように…。⼆⼈の歩幅のように付かず離れず、森井監督とともにハルとトンボを⾳楽を通して⾒守り続ける作業はとても楽しかったです。是⾮劇場に遊びにきてください」 文/スズキヒロシ