貯水すると見えなくなるダムの堤体がカラフルに 建設中の鹿沼・南摩ダムで感謝のライトアップ ダム湖底からの眺め
建設が進む鹿沼市上南摩町の南摩ダムで1日、堤体を照らすライトアップが行われた。今後の貯水で見えなくなる上流側の堤体がカラフルな光に包まれた。 【動画】建設中のダムをライトアップ 貯水したら見えなくなる場所をダム底 本体工事は来年3月に完了する見込み。高さ86・5メートル、長さ359メートルの堤体はコンクリート打設が終わり、ダムに水をためる試験湛水が8日に始まる予定だ。 ライトアップは水資源機構などが地元への感謝の気持ちを表そうと初めて企画。午後6時から3回に分けて行われ、事前申し込みをした約60人が見学した。ダム湖の湖底となる場所に立ち、堤体に浮かび上がる色とりどりの光に見入った。 参加した鹿沼市上殿町、会社員大野仁美(おおのひとみ)さん(39)は「とてもきれい。ダムの底に来られるなんて貴重な経験」と笑顔で話した。