ラストイヤーでM-1決勝進出のダイタク「トップバッターでも問題ない」
双子のお笑いコンビ「ダイタク」が来年2月20日によみうりホールで行われる単独ライブ「ダイタクの伝家の宝刀」の合同取材会に登場。ライブへの意気込みを明かすとともに、今週末に迫ったM-1グランプリ決勝への思いを語った。 【会見画像】ライブ「ダイタクの伝家の宝刀」が2月20日(木)によみうりホールで開催決定 ◇M-1決勝で「伝家の宝刀」をやるかどうかは未定 会見ではまず二人が単独ライブ開催の経緯と内容について語った。 「今年『M-1グランプリ』の決勝にはじめて行かせてもらって、そこでマネージャーが“よみうりホールおさえました”と。これまでルミネ、祇園、福岡とか、吉本の持ち劇場で単独をやらせてもらってたんですが、外の小屋でやるのは今回がはじめてですね」(大) 「ただ、まだ何も決まっておりません」(拓) 2025年は様々な場所でライブを行うことを計画しているそう。 「せっかくM-1の決勝に進出して、知名度を持って臨めるのであれば、全国を周ってみたいですね」(大) ちなみに、単独ライブのタイトル『伝家の宝刀』はダイタクが近年行っている、漫才の掴みで発せられるフレーズ。 「最初はライブの平場で使ってたんですけど、わりとウケるんで漫才の掴みにしたら、ウケて。まあ、若手主体の劇場じゃないところでやったら“こいつら、何やってんの?”って空気になっちゃうんですけど。だからM-1決勝でやるかどうかはわかりません」(大) 「M-1の決勝で手を挙げて自己紹介することって、あまりないですよね。本当に恥ずかしい。だってもう40歳になるのに『僕が弟の拓です』とか言うの、変じゃないですか(笑)」(拓) 「そう言わなくて良くなるくらい、今後認知されたら良いですね」(大) ◇ウケようが滑ろうが“どうせラストイヤー” 報道陣からの質問もおのずと、目前に迫った「M-1グランプリ2024」に。「M-1の決勝にはじめて残って、実感は?」という質問に対しては 「そこまで実感はないんですよ。やるネタは何となく決まってるし、例年は敗者復活戦に出ていたんですけど、その時とそんなに変わらないですね」(拓) 「当日、現場に入ったら実感が湧くかも。今は緊張はないです」(大) 「みんな、トップバッターは嫌だっていうんですけど、トップバッターでも全然大丈夫」(拓) 「1本目にやるネタももう決めているんで、順番によって変えるとかはないですね。ただ、最終決戦に行った場合に、どのネタにしようか、その場の雰囲気や流れで変えるかもしれません」(大) 「ウケようが、滑ろうが、どうせラストイヤー。今後出ることもないから、安心感の方が強い。M-1グランプリなんて、精神をすり減らすだけ。出ないに越したことはない(笑)」(拓) 冗談交じりにM-1への意気込みを語るが、やはり周りの反応は嬉しかったそう。 「みんな心配していたんだなと感じました。決勝に行って、“おめでとう”という声と同じくらい“良かったね”という言葉が多かったんです。“あいつらだったら決勝に行かなくてもメシを食っていけるか”という空気感を、劇場や先輩も持っていたと思うんです。でも“決勝に行けるに越したことないよな”とも思ってくれてたんだなって。だからこその“本当に良かった”なんだなって」(大) 「今は壮行会が控えまくってるんです。昨日も、囲碁将棋の根建さんが誘ってくれて。劇場の出番終わりでご飯に誘われることはあっても、なんでもない時に誘われるのって珍しくて。お世話になってる作家の山田ナビスコさんも来てくださって、1時過ぎまで飲んじゃいました。決勝決まって、めっちゃうれしかったんですけど、自分の喜びより、行けるって期待したり、応援してくれている人が喜んでいるのが、本当にうれしい。決勝は恩返しの場所ですね」(拓) 今年の審査員は初登場も含めた、NON STYLE石田、海原ともこ、アンタッチャブル柴田、笑い飯・哲夫、博多大吉、ナイツ塙、かまいたち山内、中川家・礼二、オードリー若林の9人。 「松本さんがいないことが審査にどう影響するのかな。あと、若林さんとか、山内さんとか、どんな審査をされるんだろう、って楽しみです」(大) 「松本さんがいないのは寂しいんですけど、ほとんどの方が漫才を現役でバリバリでやられている方なので、そういう方々にどう評価してもらえるかというのは凄く楽しみです。でも、9人は多いですよね(笑)」(拓) 「僕は多いほうが良いと思ってます。単純に点数差がつくじゃないですか。戦い方も変わってくるかもですね」(大)
NewsCrunch編集部