「新アリーナ中止」豊橋市長に市議会で初質疑 自民党「長年議論し、議決を経た事業だ」
メ~テレ(名古屋テレビ)
愛知県豊橋市の長坂尚登市長が市議会で、就任後初めてとなる各会派からの代表質問に臨み、「新アリーナ計画中止」について答弁しました。 長坂市長は「新アリーナ計画中止」を訴えて初当選し、すでに事業者に対して契約解除を申し入れています。 9日の市議会では、自民党会派の議員から、市議会への説明がないまま契約解除を申し入れたことについて質問が出ました。 「長年にわたり議論を重ねた上で二元代表制である市議会での議決を経た事業です。契約解除を申し入れた経緯と考え方、申し入れを行う影響の認識は?」(自民党豊橋市議団 小原昌子 団長) 「契約解除が遅くなればなるほど、市が事業者へ支払うかもしれない金額が増えることを危惧し、契約書に基づき協議の申し入れに至った。旧豊橋球場はフェンス撤去や樹木の伐採など、実質的な解体に至っておらず影響は限定的」(長坂市長) また契約解除による事業者への損失補償額については、「今後の協議などで決まっていくものだと認識しているので、今の段階で具体的な金額を申し上げることはない」と述べました。