「ふさわしい能力がある。強い選手」鎌田大地はラツィオ監督から太鼓判を受けてローマダービーでフル出場!現地の評価は?「新体制のサプライズ…」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ラツィオのMF鎌田大地が日本時間7日のローマダービー(ローマが1-0で勝利)にフル出場し、イタリア紙が評価を下した。 【動画】鎌田大地がローマ・ダービーに先発出場 !幻のゴールも!
今シーズンはマウリツィオ・サッリ指揮下のラツィオにおいて、出場機会の確保に苦しんでいた鎌田大地。だが、サッリが辞任してイゴル・トゥドルが指揮官に就任すると、風向きが変わり始めた。 鎌田は、指揮官の初陣となった前節のユヴェントス戦(ラツィオが1-0で勝利)において周囲の予想に反して守備的MFの一角で先発。印象的なパフォーマンスを示すと、日本時間7日のセリエA第31節の伝統のローマダービーにおいて、昨年11月のサレルニターナ戦以来となるフル出場を果たした。 新指揮官の下で抜てきされた鎌田は、現地において新生ラツィオの目玉として注目の的となっている。 試合開始直前、『DAZN(ダゾーン)イタリア』のトンマーゾ・トゥルチ記者が、前節とは異なるトップ下での先発の可能性が伝えられた元フランクフルトMFについてラツィオ指揮官に質問。「カマダのクオリティはトップ下においてローマに対する脅威となるか?」と投げかけると、トゥドルは「私が見た限り、カマダは先発にふさわしい能力を持っている。強い選手だ」と改めて強調している。 ローマダービーでフル出場の鎌田の評価は? そんな中、鎌田は3-4-2-1のトップ下左に入ってリーグ戦2試合連続で先発。背番号10番のルイス・アルベルトが投入された70分からは、守備的MFに下がって試合終了までプレーした。63分には、オフサイド判定となったが、ネットを揺らして幻のゴールで見せ場を作った。現地の評価はどのようになっているのだろうか。 イタリア紙『Corriere dello Sport』は、鎌田のパフォーマンスに「6」と及第点を与えている。「彼もまた、ルイス・アルベルトと同様にトップ下で苦戦した」と指摘。「高い位置ではゲームメイクに関われなかった」と開始から70分間のプレーを分析した。 一方、その後については「守備的MFにポジションを下げると、パーソナリティを示し、タックルを仕掛け、よりうまくラツィオのプレーを回していた」と評価。「日本人選手はおそらく、新体制における変化の中で最も効果的なサプライズかもしれない」との見方を示した。 なお、ラツィオ全体では、鎌田やマティアス・ベシーノらの「6」がチーム内最高点。サッリ指揮下でインサイドハーフのポジションを競ってきたライバルのルイス・アルベルトやマテオ・ゲンドゥージには、それぞれ「5」および「5.5」と合格ラインに満たない評価を下している。 しかし『La Gazzetta dello Sport』は、対照的に鎌田のパフォーマンスを「5」と採点。「4対3の絶好のチャンスをうまくコントロールできなかった。彼の試合は、判断ミスとキックミスが見られた。(ミレ)スヴィラールの目の前で初シュートを打ってゴールを決めたが、オフサイドだった」とコメントしている。このほか、大手メディアの『Sky Sport』と『Mediaset』は「5.5」とわずかに合格点に満たない評価を下した。
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