子供たちにトラウマを植え付けたアニメ『怪談レストラン』 大人もゾッとするエピソード3選
延々と死の直前を繰り返す
2009年から2010年にかけて、ホラーを題材にした児童文学が原作のTVアニメ『怪談レストラン』が放送されました。目をそらしたくなるほどのこわ~いエピソードが、当時の子供たちにトラウマを植え付けました。なかでも特に印象に残るお話を3つ、紹介します。 【画像】えっ、美少女すぎない? こちらが実写版『怪談レストラン』の可愛すぎる主人公です ●「リプレイ」 14話のCパートで放送された「リプレイ」は、屈指のトラウマエピソードとして知られています。 TVゲーム好きの少年が、あるゲームをクリアしたことをきっかけに、「リプレイ」と言えば時間を巻き戻せる能力を手に入れます。その日から少年は、テストの点が悪ければやり直して高得点をとったり、眠ければ寝る前に戻って寝直したり、学校が嫌なら日曜日をやり直したりするなど、バラ色の人生を送るようになりました。 そんなある日、少年は友達と一緒に「幽霊団地」と呼ばれる建物に上がってみることになりました。「もし何かあってもリプレイでやり直せばいい」。そう考えていた少年は、いまにも壊れそうな階段をどんどんと登って行きます。しかし最後の一段を登ろうとしたとき、ついに階段が壊れてしまったのです。階段ごと落ちそうになった瞬間、少年は「リプレイ」と叫びましたが、戻れたのは落ちる瞬間でした。少年は繰り返し「リプレイ」と叫びますが、どうしても落ちる前には戻れません。何千回、何万回と使い続けても戻れません。 もしかしたら少年は、いまも「リプレイ」と叫んでいるのかもしれません。 ●「悪夢の続き」 20話のBパートで放送された「悪夢の続き」は、夢と現実がリンクする恐怖が描かれます。ある日、主人公の「大空アコ」は病院でゾンビのような悪霊に追いかけられ、ケガをする夢を見ます。そして翌朝、アコが目覚めた時には、なぜか夢と同じ場所をケガしていたのです。 友人の「佐久間レイコ」と「ショウ君」こと「甲本ショウ」に夢の話をしたところ、レイコは笑い飛ばしましたが、ショウ君は真面目に取り合い、「ボクが調べる」と約束してくれました。 しかしその日の夜、ショウ君はアコの夢の続きを見てしまい、ひどいケガを負ったのです。 次はレイコが夢を見るかもしれない。もっとひどいケガをしたら死んでしまうかもしれない。完全に怯えてしまったレイコは寝ずに翌日を迎えますが、無理がたたって教室で倒れ、意識を失ってしまいます。案の定、レイコは夢の中で怪物に襲われ、屋上に追い詰められます。 アコとショウ君は夢の場所が、「とある病院」であることに気付きます。現実世界の屋上に駆け付け、お守り「ドリームキャッチャー」を使い、悪夢を捕らえてレイコを救い出したのでした。