伝統の「松本あめ市」 福だるま販売の子ども会「被災地の力になりたい」売り上げを寄付へ
松本市中心市街地で13日、新春恒例の伝統行事「松本あめ市」が2日間の日程で始まった。地元商店街などでつくる実行委が主催。市内の老舗店や全国各地のあめの展示販売、福だるまの販売などがあり、多くの客でにぎわった。 【写真】子どもたちの目がくぎ付け、あめ細工を実演
中央2の信毎メディアガーデン前では、本町こども会の小中学生がだるまや塩あめを販売した。今年は50個用意した緑色のだるまの売り上げを能登半島地震の被災者に寄付する。同会の開智小6年の斉藤隆仁(たかのり)君(12)は「被災して悲しい思いをしている人の力になりたい」と話した。
中町通りの中町・蔵シック館では市内12種類、全国70種類のあめを集めた全国あめ博覧会・展示販売会を開催。広場ではあめ細工の実演販売があり、子どもたちが目を輝かせていた。鎌田小2年の内田悠翔(はると)君(8)と弟の幸樹ちゃん(5)は辰(たつ)年にちなんで竜の形のあめを購入。悠翔君は「いろんなあめが選べて楽しい」と笑顔を見せた。