今夏約1億ポンド投下済みのチェルシー、ナポリのエース獲得に全力交渉か? 人員整理が進めばドルトムントの俊英も?
チェルシーは、エンツォ・マレスカ新監督の下、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権獲得を至上命令とし、さらに2人の攻撃的選手の獲得を目論んでいるようだ。人員整理とセットで行わねばならないオペレーションは、果たして実現されるのか。イギリスメディア『CaughtOffside』が現地時間15日に報じた。 23/24シーズンは6位に沈んだチェルシーは、今夏も積極補強を敢行し、MFオマリ・ケリーマンを1900万ポンド(約36億円)、MFキアナン・デューズバリー・ホールを3000万ポンド(約57億円)、MFレナト・ベイガを1200万ポンド(約23億円)、FWマルク・ギウを500万ポンド(約10億円)、FWエステバン・ウィリアンを2900万ポンド(約55億円)、そして、トシン・アダラビオヨをフリーで獲得している。すでに1億ポンド(約190億円)近くを市場に投下し、さらに2人の補強に動いていると、同メディアが報じている。 その1人目は、ナポリに所属するFWビクター・オシムヘン。高い身体能力を生かして得点を量産し、22/23シーズンのナポリの優勝に貢献したナイジェリア 代表の点取り屋は、絶対的ストライカーを欠くチェルシーの需要に合致する。同メディアによると、チェルシーはナポリとの交渉材料として、FWロメル・ルカクとMFチェザーレ・カサデイの譲渡を含めようとしており、新エースの確保に向け全力を注いでいる模様だ。 2人目は、ドルトムントに所属するFWカリム・アディエミ。ドイツ代表として4試合に出場した実績を持つ22歳は、フィニッシュの精度などに成長の余地を残すものの、爆発的なスピードで相手守備陣を切り裂く。チェルシーも関心を寄せているが、こちらはイングランド代表歴のあるFWラヒーム・スターリングが退団する場合に限り、獲得に動くようだ。若手の才能が続々と集まるチェルシー攻撃陣。ピッチ上での化学反応に期待したい。
フットボールチャンネル編集部