リュウ・ツァーがカリミアンから“4度”のダウンを奪いKO勝ち。試合後、サッタリがリングに上がり挑戦アピール【K-1】
「K-1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で行われた「K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ」で王者シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)が初防衛戦に臨むも、挑戦者のリュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)に計4度のダウンを奪われ2RでKO負けし、王座から陥落した。 1R、ともにオーソドックスの構え。ツァーは右ミドルを連打。カリミアンも右ロー。ツァーがパンチから右ミドル、前蹴り。カリミアンも右ミドルを返す。ツァーは右カーフ。カリミアンの右ミドルにツァーが右フックを合わせてダウンを奪う。立ち上がったカリミアンにツァーは左右のフックを連打。ツァーは右ミドル、右カーフ。コーナーに詰めて左右のフック。ボディーブロー。なおもコーナーに詰めて右ストレートを連打。カリミアンがスリップダウン。足にきているのは明らか。なおも追ったツァーが左ボディー。カリミアンは苦し紛れのバックハンドブローも当たらない。ツァーはコーナーに詰めて右フックを連打し2度目のダウンを奪う。
2R、圧をかけて右カーフ、右ミドルのツァー。カリミアンは飛びヒザ。ツァーはボディーストレート。これにカリミアンが手をついてしまいダウンの判定。ツァーは右カーフ。カリミアンのバックブローは空振り。ツァーは左ボディー。詰めてカウンターの右ストレート。カリミアンがまたもバックハンドブローを空振りし、背中を向けたところにツァーの左フックがさく裂。これでカリミアンがダウン。しかしレフェリーがブレイクをかけた後の攻撃と判断され、このダウンは取り消しに。ツァーにイエローカードが出されたうえで、カリミアンに回復のための5分間のインターバルが与えられた。再開後、ツァーは圧をかけて左フック、右ハイ。ツァーは右カーフ、飛び込んで左フック。カリミアンはバックハンドブローも当たらない。 3R、ツァーは左インロー。ツァーのミドルにワンツーを合わせに行くカリミアン。ツァーは左ボディーストレート。そして右カーフ。ツァーは左ミドル。カリミアンの意識を下に持っていくツァー。カリミアンが前蹴りから左ジャブを出したところに合わせて踏み込んだツァーがカウンターで右フックを打ち抜くとカリミアンがダウン。カリミアンはあおむけに倒れたまま動けず、ツァーのKO勝ちとなった。