1日半→6時間!佐渡産『南蛮エビ』が空を飛び海を渡って東京に なかなか出回らない“島の宝”の市場物流をドローンで実証
新潟放送
5日の午後2時。 東京・銀座にある新潟県の情報発信拠点『THE NIIGATA』に、今朝佐渡から送られたという新鮮な「南蛮エビ」が届きました。 【写真を見る】1日半→6時間!佐渡産『南蛮エビ』が空を飛び海を渡って東京に なかなか出回らない“島の宝”の市場物流をドローンで実証 海を渡らなければならないため、通常のルートでは1日半はかかるはずの“エビ”。 この輸送の肝を担ったのは、飛行機の形をした大型のドローンです。 【新潟県漁業協同組合連合会 長沼賢二 両津支所長】 「いち早く、皆様の食卓に新鮮な魚を届けられるのは、非常にいいこと」 ドローンは午前9時半ころ、佐渡市松ヶ崎から南蛮エビ1kgを載せて出発。 時速90kmほどの高速飛行でおよそ30分で日本海を渡り新潟市中央区の西海岸公園に“到着”した南蛮エビはその後、新潟駅から新幹線に乗って東京へ…。 通常のルートでは1日半かかる距離だそうですが、ドローンを使うと6時間ほどに。 「南蛮エビ」は午後2時頃に『銀座・新潟情報館 THE NIIGATA』に届きました。 【千葉県在住の料理人】 「そのまま当日に届くというのは、すごくビックリですよね」 この取り組みは、島の物流をドローンで結ぶ“実証実験”の一環として、昨年に引き続き実施されたものです。 【ドローンを提供した「AIR WINGS」林賢太 代表】 「これまで佐渡島とか粟島とかの特産品が、なかなか出回らない、市場流通がなかったものが手に入る」 ドローン輸送には、住宅上空での飛行などの課題がまだ多いということですが、今後も実証を続けていくということです。
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