【独自】【速報】「トクリュウ」リーダー格か、20代会社役員を逮捕 「点検商法」に関与か
民家を訪れて屋根瓦の修繕が必要などとあおり、契約に際して適正な書面を渡さなかったとして、京都府警生活保安課は18日、特定商取引法違反(事実の不告知など)の疑いで、大阪市の会社役員の20代男を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。男が交流サイト(SNS)でつながる「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」のリーダー格とみて調べる方針。 府警は、民家を訪問し住人に不安を抱かせて工事契約を結ばせる「点検商法」の手口とみている。契約と称して窃盗や強盗などの犯行の下見をしていた可能性もあるとして、府民への注意喚起を強めている。 捜査関係者によると、今年秋、京都府内の高齢男性宅で「屋根瓦の修理が必要です」などと申し向け、修繕工事の契約を結ばせ、クーリングオフなどに関する書類を渡さなかった疑いが持たれているという。 府警などによると、今年9月ごろから府南部を中心に、若い男が急に民家を訪れ、不安をあおって屋根を修繕するよう仕向ける点検商法が横行していた。