１２月１６日、ノルウェーの石油・ガス企業による２０２５年の投資額は過去最高の２７５０億ノルウェークローネ（２４６億８０００万ドル）に上り、今年の２６３７億クローネから増加する見通しだと、業界団体オフショア・ノルウェーが発表した。写真はエクイノールの油田施設。北海で２０１９年１２月撮影（２０２４　ロイター／Ints Kalnins）

Nerijus Adomaitis ［オスロ １６日 ロイター］ - ノルウェーの石油・ガス企業による２０２５年の投資額は過去最高の２７５０億ノルウェークローネ（２４６億８０００万ドル）に上り、今年の２６３７億クローネから増加する見通しだと、業界団体オフショア・ノルウェーが１６日発表した。 昨年末時点では、２４年と２５年の石油・ガス投資額をそれぞれ２４００億クローネ、２２５９億クローネと予測していた。 投資額増加の要因は、コスト上昇、複数油田での開発加速、既存の油田・ガス田における追加坑井の掘削など。 来年はノルウェー海域で４５の試掘井掘削が始まる予定で、１９年以来最高となるという。２４年は４１だった。 ノルウェーは西ヨーロッパ最大の石油・ガス産出国で、総生産量は石油換算で日量４００万バレル強。今後数十年にわたり生産を拡大する計画だ。 今回の投資見通しは、エクイノール 、エイカーＢＰ、バー・エナーギー、コノコフィリップス、シェルを含む１４社の回答に基づいている。１４社はノルウェーの生産量のほぼ１００％を占めている。 ２５年以降は投資が徐々に減少し、２６年には２５１０億クローネ、２９年には２０３０億クローネになるとみられている。