不審者が来て「塗装の匂いした?」…名古屋で1週間に約10件 関東の強盗事件前にも同様報告 犯罪グループが“下見”か
■「においしませんか?」相次ぐ闇バイト強盗事件との“共通点”
この“不審人物”の“不審な行動”は、関東などで相次ぐ闇バイトによる強盗事件とある「共通点」がありました。 10月17日、千葉県市川市の住宅で女性が連れ去られるなどした強盗事件。事件の前、現場付近では…。
近隣住民: 「遊び人風の30歳前後のあんちゃんが、私が出てきたら『変なにおいしませんでしたか?』って言うから」 別の近隣住民: 「『近くで工事をしている者ですけど、塗装工事をしていて、においがくさいと苦情が来ているので、こっちの方にもにおいが漂ってきていないか、一軒一軒回っているんです』って」 やはり「塗装工事でにおいがする」と、住宅を訪ねる人物がいたといいます。 2024年8月以降、関東の1都3県で14件発生した闇バイトによる強盗事件では、同様に事前に情報収集をしていたとみられるケースもあったといいます。
福岡県でも「いつ留守にするのか」などと個人情報を聞き出そうとする男がいました。耳には誰かから指示を受けるためなのか、ワイヤレスイヤホンを付けていました。
■愛知でも広い範囲で不審な訪問者の情報
不審な訪問者は、愛知県内でも後を絶ちません。10月中旬以降、刈谷市、長久手市、豊明市などでも、住宅を訪問し、屋根の修理を執拗に勧める業者などについての相談が警察に相次いでいます。
緑区の住人: 「(強盗犯が)今度はこっちに来ているのかなと思ったりする」 緑区の住人の女性: 「今、事件が多いですよね、関東方面でね。他人事ではないですよね。(愛知でも)起きるんじゃないかって思いますね」 愛知県警は、犯罪グループが下見や情報収集をしている可能性があるとして、注意を呼びかけています。