子供に美白は必要?SNSにあふれる「過剰なスキンケア情報」中学生以下が使うと肌トラブルも
RKB毎日放送
「可愛くなりたい」という願望から、スキンケア商品に関心を持つ子供たちが増えています。ただ、大人向けの商品に含まれる成分の中には、中学生以下の子供が使うと逆に肌トラブルにつながるものもあり、海外では購入に規制をかける国も出てきました。 【写真で見る】SNSで情報収集 小中学生のスキンケア事情 ■SNSで情報収集スキンケアは当たり前 小学6年「朝起きて顔を洗ったあとに化粧水と乳液を塗ってお風呂上がりにも塗ります」 中学2年「乾燥肌なので、乾燥肌にいいものを使っています。インターネットでスキンケア何がいかなと思って、10代とか20代の有名な人がおすすめしているものを買ったりします」 街で小中学生に聞いてみると、スキンケアをするのは当たり前。 なかには美容液を使ったり、成分にこだわって使用する製品を選んだりする子供たちもいるようです。 中学2年「ニキビが気になってきたから使い始めました。ビタミンC系」 洗顔、化粧水、パックに加え美容液を使っているという中学2年生に商品を見せてもらうと、美容液のパッケージには「美白しわ改善」という文字も記載されています。 中学2年「美白とかもできるから。TiktokとかSNSで『ニキビとかもなくなる』って。小学4年生くらいから使っています」 ■皮膚科医は「あまり何もつけないほうがいい」 SNSで検索してみると、小学生や中学生に向けた情報が多くヒット。 関心と需要の高さが伺えますが、「美白」成分が入った製品など、子供の肌ケアという目的を超えるような情報が目立ちます。 こうしたスキンケアは子供のうちから必要なのでしょうか? 皮膚科医は、肌の状態の変動が激しい10歳前後は「『洗顔と保湿』という必要最低限のケアで十分」と話します。 高松ひろこ皮フ科 高松紘子院長「まだバリアが形成されていない時期にいろんなものを使うのは将来の可能性をせばめてしまうし、いろんな炎症の原因になります。あまりなにもつけないほうがいいんですよね、ちゃんと洗顔をする、一日2回洗顔して余計な脂をとるということが基本になります」