子供に美白は必要?SNSにあふれる「過剰なスキンケア情報」中学生以下が使うと肌トラブルも
■スウェーデンは15歳未満に購入規制 過剰ともいえる子供のスキンケアは、海外でも問題視されています。 スウェーデンの薬局では今年3月、15歳未満がエイジングケア商品を購入することに規制をかけると発表しました。 ビタミンCやAを含む商品や角質を除去するピーリング効果が期待される製品などが規制の対象です。 高松ひろこ皮フ科 高松紘子院長「大人と比べて子供は皮膚の厚みが薄くて角質といわれているような表面をコーティングする細胞も未成熟。SNSで『これがいいよ』っていうのが出てくると、低年齢のこどもたちは自分で判断することができない。少なくともどういったターゲットに向けた商品なのかということが分かるようにしてあげるのも大事かなと思います」 ■ニキビは治療法が進化「医療機関の受診を」 また、10歳以上の多くが悩む「ニキビ」については、スキンケア商品ではなく、保険が適用できる専用の薬を医療機関で処方してもらうことを推奨しています。 高松ひろこ皮フ科 高松紘子院長「ニキビについては、治療がものすごく進化しているんですよね。毛穴の詰まりからしっかりやっつけてニキビが出ない肌に変えていくという治療が今はできます」 ■求められる大人の役割 SNSで簡単に情報が得られる時代。 周囲の大人が、中学生以下の子供たちに正しい知識を教え、自分の肌に必要のない成分を取り込んでいないか気遣うことも大切です。
RKB毎日放送