「学級委員長じゃないんだぞ」自民党総裁選で候補者は勢いづくも国民は蚊帳の外「なんにも変わらない」どっちらけ
岸田文雄首相の後任を選ぶ自民党総裁選の投開票日が9月27日で調整されていることがわかった。選挙期間も前回の12日間から15日間に拡大される方向で、激しい選挙戦が展開される見込みだ。 【写真】小泉進次郎と滝川クリステルがベビーカー散歩 「立候補表明をする議員も続々と出てきました。先陣を切って推薦人20人を確保したのは中堅・若手議員が推す小林鷹之前経済安保相です。すでに政策作りにも着手して、週明けに正式出馬表明をします。 ほかにも報道各社の世論調査で注目が高い石破茂元幹事長は周囲に『推薦人20人のメドがつきつつある』と語り、麻生太郎副総裁が『このおばさん、なかなかやるね』と言って物議を醸した上川陽子外相は親しい議員に支援要請をしています。 また、加藤勝信元官房長官も『総裁選挙に向けて具体的に動いていきたい』と述べ、『多くの出馬要請を受けている』という齋藤健経産相も『そういう声を真剣に聞かなくてはいけない』と前向きです」(政治担当記者) さらに、自民党内で唯一の派閥である「志公会」を率いる麻生氏が、茂木敏充幹事長に「(総裁選での)支持は難しい」と伝え、同派に所属する河野太郎デジタル相が正式に出馬表明をすれば「応援せざるを得ない」(自民党関係者)ということから、河野氏の決断や小泉進次郎元環境相、茂木敏充官房長官の動きも含めて予測不能の状態が続くと思われている。 だが、こうした「コップの中の争い」に国民はどっちらけだ。 「日本の国会は議院内閣制なので、自民党を第1党に選んだ時点でよほどのことがない限り自民党総裁が日本国の総理大臣になります。その総裁は自民党国会議員367人の367票、2023年末時点で約109万人とされる自民党員と党友の367票、あわせて734票で決まってしまい、一般国民は『蚊帳の外』に置かれているから不満がたまるのです。岸田首相のように世論調査の不支持率が50%を超えてもその座にい続けた例もあるわけなので、総裁選に関われない国民はイライラするでしょうね」(永田町関係者) 制度の問題としてわかってはいても、長年の「不条理」にXでは「うんざり」の声があふれている。 《自民党の総裁が総理大臣って方式はいい加減終わらせないとなんにも変わらない》 《総理大臣も国民投票させて欲しい》 《総理大臣は学級委員長じゃないんだぞ》 それならせめて、国民のために働いてくれる自民党総裁を選んで欲しいものである。
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