【異変】世界遺産・富士山で“登山規制” オーバーツーリズムや“弾丸登山”で人数制限、通行料2000円徴収 無料ルートには登山者殺到か?富士山登山鉄道構想には対立も!
7月1日、いよいよ山開きを迎える富士山。世界に誇る日本の名峰で、この夏 “異変”が起きています。なんと、ことしから、富士山に登るための通行料が必要になるということです。なぜ通行料を取ることになったのでしょうか?そして、どんな影響があるのでしょうか?
富士山に通行料1人2000円!しかし規制は山梨県側だけ
山梨・吉田ルートの五合目には、すでにゲートが設置されていて、 7月1日から様々な規制がかかってきます。まずは、登山者の数を一日4000人に制限。また、山小屋の宿泊予約者を除いて午後4時~午前3時までは封鎖となります。そして、通行料2000円を徴収するということです。登山希望者は5月20日からインターネット上で予約を開始していて、6月26日正午現在で全日空きがあるということです。また、当日現地での申し込みも可能となっていて、当日受付分を最低1000人分確保しているそうです。そして、通行証のリストバンドは不正対策として一定期間ごとに色を変えるということです。
他の世界の名峰の入山料はどうなっているかというと、まずは世界最高峰のエベレストは約175万円と別格ですが、北米最高峰のデナリは約7万円となっています。
なぜ規制をすることになったのでしょうか?まずは、オーバーツーリズム対策、そして、山小屋に泊まらずに無理な計画で山頂を目指す“弾丸登山”対策があるといいます。2023年の弾丸登山者数は吉田口だけで3863人となっています。
富士山には主に4つの登山ルートがありますが、今回の規制は山梨県側のルートで行われます。静岡県側にも3つルートがありますが、この3つのルートに関しては任意の事前登録などを呼びかけますが、通行料などの規制はないということです。なぜ静岡県側は規制がないかというと、「山梨県側と同じようにゲートを設置するなら、複数設置しなければならず、莫大な費用が掛かる。静岡県側の登山道は、県有地ではなく主に国有地のため国との協議や調整が必要」だからだということです。
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