レンコン太く 収穫最盛期 長野県木曽郡南木曽町・みなとや農園 栽培4季目 定着へ
水深の浅い「浅床」の畑でレンコン栽培に取り組む南木曽町読書のみなとや農園(西尾治昭代表)で、収穫の最盛期を迎えている。4季目となった今年は鹿の被害があり収穫量は減少する見込みだが、実り自体はよく、地域の新たな農法としての定着化に「前進している」とうなずく。 上、下段で計約15アールの棚田をレンコン畑に転用して栽培している。14日は西尾代表が水深10センチほどの畑に入り、ホースの水圧で地を掘ってレンコンを次々取り出した。来年春ころまで収穫を続ける予定。甘さや粘り気が特長で、「きそれんこん」として木曽郡内外の道の駅などで販売している。 今年の収穫は昨年より200キログラムほど少ない約80キログラムを見込む。年々収穫量が増加してきた中で足踏みの形となったが、西尾代表は「土がなじんできており太さのあるレンコンも多い。来年は獣害対策を強化し、当初目標の1.5トン収穫を目指す」と見据える。 レンコンはみなとや農園(電話0264・57・2504)やホームページで扱っている。