「席を外した隙に財布から2万円が抜かれていた」 羽賀研二の知人が明かす逮捕前の「困窮生活」
「財布から2万円が……」
最初の事件の被害者には、民事裁判で4億円の賠償責任を負い、常日頃から金に窮していた。 4年前、本誌(「週刊新潮」)のインタビューに応じた羽賀容疑者は、 「刑務所から出てきた時の全財産は、現金6万円ちょっと(中略)。逮捕後も銀行ローンの支払いが残っていたので、恵比寿の億ションも車も貴金属も、全て売り払ってしまっていた」 などと明かしていたのだ。 羽賀容疑者と付き合いのあった知人に聞くと、 「羽賀とメシを食いに行って、ちょっと席を外して戻って来たら、置いておいた私の財布から2万円が抜かれていたこともあった。本気で芸能界に戻りたがっていて、こっちも仕事を紹介してあげようとしても、奴は芸能事務所なんかには入れないから直接交渉。ギャラの取り分を少しでも多くしようとゴネて仕事先ともめていたから、みんな離れていってしまった。テレビ局とか、過去に仕事をしていた連中に連絡を取りまくっていたけど、誰も色よい返事はしなかったね」 ついに万策尽きたというワケか。羽賀容疑者は今回共に逮捕された暴力団組長の関係先から、約4億円を借りていたとも報じられた。 本格的な捜査はこれからだが、3度目のムショ暮らしとなれば、仏の顔もなんとやらを、いよいよ学ばねばならなくなりそうだ。
「週刊新潮」2024年10月10日号 掲載
新潮社