「下関海響マラソン」道下美里選手が川柳「パリよりも下関の坂きついよね」…8703人駆ける
「下関海響マラソン2024」が3日、山口県下関市で開催された。市民や招待選手ら8703人が出走し、マラソン部門(42・195キロ)の男子は同県長門市の高見雄飛さん(30)が2連覇、女子はUBE TCの横田知佳さん(30)が4連覇を達成した。 【写真】パラリンピック女子マラソンの表彰式で笑顔を見せる銅メダルの道下美里選手
下関市などでつくる実行委員会が主催し、マラソン部門には8154人、ファンラン部門(2キロ)には549人が出場。元巨人投手で読売ジャイアンツ女子チームの宮本和知監督(60)らが招待され、風光明媚な街並みを駆け抜けた。
高見さんは自身が昨年打ち立てた大会記録の更新を目指したが、35キロ地点でペースダウン。それでも「夏場の特訓のおかげで粘れた」と2時間21分36秒でゴールし、「連覇への期待に応えられて達成感があった」と笑顔を見せた。2時間47分15秒の横田さんは周りを寄せ付けず、終始ペースを乱さなかった。「狙った大会で結果を出すのが本当の強さ。4連覇を成し遂げられてうれしい」と話した。
パラリンピック女子マラソンの3大会連続メダリストで市出身の道下美里選手(47)も招待され、スタート前には「パリよりも 下関の坂 きついよね」と川柳を披露し、出場者を和ませた。ゴール後は「この大会の声援は世界一。本当に楽しい42・195キロだった」と振り返った。