市中心部にイノシシ出没、男女2人が軽傷…駅や警察署の敷地内など逃げる
高松市中心部で30日午後、イノシシが出没した。同市によると、JR高松駅付近にいた40歳代の女性と60歳代の男性が体当たりされ、下半身を打撲するなど軽傷を負った。
高松北署などによると、午後2時20分頃、同市浜ノ町の市ヨット競技場付近で通行人がイノシシを目撃。署員が捕獲しようとしたが、イノシシは逃げ、高松駅や同署の敷地内などを経て「県庁前通り」を通り、午後3時頃に栗林公園へ入った。 その後、署員や猟友会のメンバーらが同公園や隣接する山中を捜索したところ、山中でワナにかかった体長約1メートルの成獣のイノシシを発見、殺処分した。市は、逃走したイノシシと同じ個体か確認しているという。