『働くおっさん劇場』誕生秘話 高須光聖「“これはスターの集まりだ!”と思って連絡して…」
放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMのラジオ番組「空想メディア」(毎週日曜 25:00~25:29)。 9月1日(日)、8日(日)の放送は、プライベートでも親交のある電気グルーヴのピエール瀧さんをゲストに迎えてお届けしました。この記事では、1日(日)放送の内容を紹介。ダウンタウンの松本人志さんが企画、構成を高須が担当したバラエティ番組「働くおっさん劇場」(フジテレビ)誕生秘話を明かしました。
高須:忘れもせん、松本(人志)と「地上波のゴールデンでやったら怒られるかな?」「すぐ終わるかな?」って、朝方5時ぐらいにこっそり「働くおっさん人形」(フジテレビ/2002年~2003年)をやったときに、もう即、瀧が「なんて面白いことをやってるんですか!」みたいなメールくれたの。誰も観てないような時間に。 瀧:あれを観たときに、「高須さん、これは確信犯でやってんな」と思って。これは「観ましたよ!」って報告しなきゃと思って。 高須:そうなのよ(笑)。(瀧が連絡をくれたのが)めっちゃ嬉しくて、しかも一番で。やっぱさすがやなと思ったね。これは松本と2人でしゃべっているときに「深夜はもうあかん。朝やな」と。「(深夜から)朝にかけては、案外何やっても大丈夫じゃない?」っていう話をして、「じゃあそこでしかやれへんことをやろう」って言って、だんだんああなっていったんよね(※2006年~2007年に続編「働くおっさん劇場」が放送される)。 こういう言い方すると申し訳ないけど、収録もので公開収録みたいなことがあると、お客さん入れをする業者さんがいて、(お客さんのなかには)「ちょっとこの人は番組に合わへんな」って人がいて、ステイしてもらうときがあるのね。そのステイの人たちを1回見せてもらったら、ビックリするような人たちがいっぱいいて。それで面接させていただいたら野見(隆明)さんっていう大スターがいらっしゃって。その他にもいろいろ。 これはもう「スターの集まりだ!」と思って連絡して、「こういう番組ですけど、いかがですか?」って言ったら、「ぜひ出たい!」って言って出てくれて成立した番組なんですけど。 瀧:すごいですよね。その時間帯って要は(多くの人が寝ている時間で)無価値な時間帯。そこに価値が出たわけですから。僕は、もうその次の週から楽しみにしていましたもん。 高須:それにしても瀧は(連絡をくれるのが)早かったわ~。 瀧:もう小躍りしながら連絡したと思います(笑)。 高須:興奮状態で留守電が入ってたわ(笑)。その後、また瀧が連絡くれたのは「HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル」(Amazon Prime Video)。あれやったときも連絡くれていると思う。 瀧:そうですね、面白かったですね。 高須:もうなんかそういう濃いめのやつのとき、(瀧は)必ずエールをくれる(笑)。 ーー引き続き瀧さんが出演した2週目の8日(日)の放送では、話題のNetflixシリーズ「地面師たち」撮影秘話などについて語っていただきました。 現在、電気グルーヴ35周年ツアー“3594”が開催中です。詳細は公式サイトをご確認ください。 (TOKYO FMのラジオ番組「空想メディア」放送より)