首位バルドラール浦安で菅谷知寿が示す、攻守両面での存在感「心からフットサルを楽しめている」|フットサル
10月26日、バルドラール浦安アリーナにてFリーグ2024-2025 ディビジョン1の第12節が行われ、バルドラール浦安と湘南ベルマーレが対戦。浦安が7-2で勝利した。 【映像】首位浦安・小宮山友祐監督が絶賛!菅谷知寿も含めたファーストセットのクオリティ 今シーズン、ファーストセットの一員として浦安の好調をけん引するのが、新加入の菅谷知寿。 これまでペスカドーラ町田、しながわシティ、立川アスレティックFCとFリーグ指折りの強豪チームを渡り歩いてきた実力をもつ、万能アタッカーだ。 “ぬるぬるドリブラー”という異名をもつ菅谷だが、技術の高さはドリブルのみならず。 パワープレーのディフェンス要員としてもピッチに立ち、相手の嫌がるプレーでピンチの芽をつむ菅谷のプレーには、守備の意識を大事にする小宮山友祐監督も太鼓判を押す。 この日も、約14分間にわたる湘南のパワープレーに対応し、1得点を決めた菅谷に話を聞いた。
このあとの“古巣3連戦”が勝負所
──試合を振り返って。 立ち上がりはピンチのほうが多くて、流れ的にはちょっと湘南に傾きかけていました。でもそのあとの時間帯はしっかり自分たちの流れで得点して、第2PKもイゴールがしっかり止めてくれて、いいカタチで第1ピリオドを終えられました。そこから第2ピリオドも立ち上がりはポンポンとうまく点が取れたので、思うような流れの展開にできたんじゃないかなと思います。 ──ご自身もパワープレー返しで1点を決めましたね。 どんなゴールでも、チームに貢献できたのは良かったです。 ただ、その前に1回チャンスがあったので、そこで決めたかったですけど……。直近2試合の名古屋戦も大分戦もそうでしたが、1試合に1回か2回くらいはチャンスがあるので、それをしっかり決められるようにならないといけないなと、痛感しています。 ──今シーズン浦安に加入して、現在首位。チームにもフィットしてすごくいいシーズンになっているのでは? そうですね。町田で一緒だった本石(猛裕)とイゴールともまた同じチームになれたのもうれしいし、前から「一緒にプレーしたいね」と話していた(石田)健太郎ともフットサルができて、すごく楽しいです。チームの雰囲気もいいですし、本当に今いい時間を過ごせています。 ──移籍の決め手は? 選手として、一番評価してくれるクラブだったというところですかね。2023-2024シーズン開幕前にしながわから立川に移籍したんですが、実は浦安からもオファーをいただいていたんです。ただ、その時は自分の仕事の関係もあって断ることになりました。 でも今シーズン二度目のオファーをもらって、自分の今後のキャリアも考えて、思い切って移籍を決めました。立川もめちゃくちゃいいチームだったし、今結果的に首位にいますけど、シーズン前はそれもわからないじゃないですか。だからすごく迷いましたけど、いい決断をしたなと思っています。 ──これだけファーストセットで主力として試合に出続けられているのは、一緒にプレーしていた選手も多くて、イメージができているから? それもありますし、僕がどちらかというと周りに合わせてうまく連係しながら自分の良さを出していスタイルなので、練習からたくさんコミュニケーションを取るのは意識していますね。レアンドロも特徴があっておもしろいですし、これからどんどん攻撃のバリエーションは増えていくのではないかなと思います。 ──菅谷選手は「攻撃で違いを見せられる選手」という印象でした。でも、今シーズンは守備面での貢献度もかなり高く、小宮山監督もとても評価していました。ご自身としての手応えは? 僕自身も、自分のことを守備の選手だと思ったことはないですし、パワープレーのディフェンスもあまり練習してきたことがなかったので、抜擢された時は驚きました。でも、監督が求めるところにより近づいて、期待に応えたいという思いでトレーニングから意識してやっているので、それが試合でも現れているのかなと思います。 ──少し嫌な話になってしまうかもしれませんが、昨シーズンはディフェンスでのミスについて監督に何度か指摘されていましたよね?そこからより、守備の意識が高まったのでしょうか? 怒られたからどうこうというのは、特にはないです。ただ、一つミスをしたらすぐ交代になってしまい、そのあと長い時間出られない試合が続いて、悔しい思いもしました。 比嘉さん(比嘉リカルド氏/現しながわシティ監督)ももちろん本当にいい監督だし、ミスをしたら試合に出られなくなるのもそういう世界にいる以上は当然のことです。ただ、それでも小宮山監督は我慢強く使い続けてくれて信用してくれています。 正直守備については、今も細かいミスはあって修正が必要なところはたくさんあります。でもその分自分の強みである攻撃ではミスをしちゃいけないし、もっとクオリティを上げていかなきゃいけないと思っています。 ──なんだかすごくのびのびしているというか、楽しそうにプレーしているのが素敵だなと思って見ています。 本当に楽しいですね。これまでが楽しくなかったとか、そういうわけではもちろんないです。でも、より心からフットサルを楽しめているなと思います。一番は、自分が楽しんでやらないと、いいプレーって出ないですからね。そこはすごく実感しています。 ──ここまでのキャリアを振り返ると、今シーズン上位にいるチームを転々と渡り歩いてきているんですね。 実はここから次節は町田、その次がしながわ、そしてそのあとが立川と、古巣のチームと3連戦なんですよね(笑)。 特別に意識しているわけではないですけど、やっぱり「負けたくない」という思いはあります。個人的な古巣戦ということを抜かしても、この上位チームとの3連戦が勝負所だと思っています。 でも3試合のうちホームが2試合あるので、まずは来週の町田とのアウェイゲームを勝ち切って、ホーム2連戦を迎えられるように頑張りたいです。 ──古巣3連戦、頑張ってください! ありがとうございます(笑)!
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