重岡大毅“舜”が新木優子“花”の秘密を知る…そして待っていたゾワっとする未来<単身花日最終回>
重岡大毅(WEST.)が主演し、新木優子がヒロインを務めるドラマ「単身花日」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)の第9話が12月9日に放送され、最終回を迎えた。花(新木)が隠していた秘密を告白。その懺悔の夜が明けた後、ラスト1秒で衝撃の展開が待っていた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】チャペルに集まった舜(重岡大毅)ら4人 ■花が舜らに秘密を打ち明ける覚悟をする 同ドラマは、いわしげ孝による同名コミックが原作。 鹿児島に単身赴任することになったハウスメーカーに勤める主人公・桜木舜(重岡)が、初恋の相手・武田花(新木)と17年ぶりに再会。舜と花の同級生で鹿児島の中小ハウスメーカーの営業マン・片山直哉(田中樹)、舜の妻・ゆり子(高梨臨)とともに禁断の四角関係が展開する“単身赴任ラブサスペンス”となる。 最終話では、ゆり子に夫について問われた花が「すべてお話します」と、舜とゆり子を夫と結婚式を挙げたチャペルへと連れ出した。そこに片山も駆け付け、懺悔の一夜の幕が上がる。 ■花の壮絶な過去 これまで少しずつ明らかにされた描写が明確な1本の線となっていった。 花の母は片山の父の愛人で、同級生ながら異母きょうだいである花と片山。何人もの愛人がいた片山の父だったが、花の母と花は特別な存在だったという。それを恨んだ他の愛人が、花の目の前で片山の父を刺し殺してしまったのだ。 それから花の母は情緒不安定になり、1人でいることが多くなった花を片山が守るようになったが、中学生になり少しずつ離れるように。転校してきた舜が「守ってくれる」と思ったからだ。だが、舜は中学卒業と同時に引っ越してしまった。 高校に入り、花の母は再婚。ところがその新しい父親に「口にできないくらい嫌なこと」をされた花は、大学進学で鹿児島を離れ、家族と縁を切り、夢だった教師の仕事に就いた。それからしばらくして、同じく中学の同級生だっためぐみ(長井短)に“彼氏”と紹介されたのが、夫となる健一(重岡大毅/2役)だった。 舜とそっくりな健一に「思いをとどめることができなかった」花。結婚後、健一は花が自分に別の男=舜の面影を見ていることに気付き、暴力を振るうようになったのだという。 花の壮絶な過去に、「なんで桐野さんばっかこんな目に遭うんだよ」と憤る舜。だが、秘密はそれだけではなかった。 「お前と死ぬ」とナイフを持って迫ってきた健一を逆に刺してしまった花。片山がその健一の遺体を山中に埋めたのだった。 ■ラスト1秒の衝撃!ゆり子の言葉に舜が 花は片山を巻き込んだことで自首できないと悩んでいたが、単身赴任してきた舜と再会し、中学時代と変わらない真っすぐな瞳の舜を見て、「こんな重い罪を抱えたまま知らん顔して生きていけない」と思うように。片山がそれを引き留めようとしたのが、第1話で水をぶっかけるシーンだ。 ゆり子に「かなうなら、2人の間に生まれてきたかったな」と言った花。“桜木パパ”“ゆり子ママ”と呼ぶことがあったのは、幸せな家族を求めた花の不可思議だが切なる願いだったのだ。 舜は“理想の父”の役目を果たすと、警察署の前まで自首する花と片山に付き添った。それから数年後、舜が単身赴任を終えて東京に戻ることになったとき、服役を終えた花と片山から荷物が届いた。2人はトマト農家を始めていた。 舜と片山のパフェぶっかけ合いやゆり子の舜への顔面パンチなど数々の驚がくシーンが彩った舜の“初恋”が完全に終わり、家族の元へ。そして、花と片山も新たな人生を歩み出している。そんな結末に安堵…かと思いきや、衝撃が待っていた。 東京に戻った舜が、街中でゆり子と遭遇。一緒ににこやかに歩いていた男性が誰かと問うと、ゆり子は舜の耳元で「初恋はちゃんと殺しておかないとね」と、色っぽく、でも冷ややかにつぶやいた。 SNSには「どういうこと?」「待って、怖い」「まさかの展開」といった声が続々と上がった。これから始まる“無期懲役”な苦しい日々を想像し、声にならない絶叫の表情を見せた舜と同様、視聴者も騒然とするラストとなった。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部