キッチンや浴室リフォームがお得に!? ミサワホームに「子育てエコホーム支援事業」の賢い活用法を聞きました
新築で最大100万円、リフォームでも最大60万円が補助されるという「子育てエコホーム支援事業」は、国土交通省による、新たな住宅の省エネ化支援制度です。 【画像7枚】リフォームでとくに人気の工事は?「子育てエコホーム支援事業」ではどんな工事が対象?画像でわかりやすく 前回は「基礎知識」として、事業内容や申請方法などについて詳述しましたが、2回目となる今回は、どんな設備にいくらの補助金が支払われるのか、補助金のお得な活用法などを具体的に紹介していきます。教えてくれたのは今回も、大手ハウスメーカー『ミサワホーム』営業企画部の鈴木僚太さんと、高宮秀樹さん。 注文住宅の新築や新築分譲住宅の購入を考えている子育て世帯・若者夫婦世帯はもちろん、リフォームを予定している人は必読です!
新築・新築分譲購入の場合…子育て世帯必見の使い道とは
⚫︎補助額をおさらい! 「子育てエコホーム支援事業」では、子育て世帯または若者夫婦世帯が、住宅事業者などと契約し、長期優良住宅またはZEH(ゼッチ)住宅を新築するか、新築分譲住宅を購入する場合、1戸あたり最大80万~100万円が補助されます。 ただし、注意しないといけないのが“立地”です。 「『市街化調整区域』かつ『土砂災害警戒区域または浸水想定区域』(洪水浸水想定区域または高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域をいう)に該当する区域に立地する住宅は1戸あたり最大40万~50万円の補助となります」(鈴木さん) つまり、補助額が半分になってしまうので、補助を予算に組み込もうと考えている人は、立地も調べたうえで検討しましょう。 ⚫︎賢い使い方 子育て世帯・若者夫婦世帯が注文住宅を新築するか、新築分譲住宅を購入し、その住宅が長期優良住宅のケースに限り、最大100万円がもらえるわけですが、この場合、「どこの部分にいくら分、補助してもらうか」という考え方ではなく、「100万円全額をどのように使い切るか」を住宅事業者と相談した方がいいといいます。 おすすめの使い方が、“グレードアップ費用に充てる”ことだと、鈴木さん。 「新築の設備をグレードアップしたいと思うと、その都度、10万円、20万円とかかります。住宅は数千万円単位の高額な買い物。日常の買い物と異なり金銭感覚が麻痺して、その程度の金額なら出してもいいかなと考えてしまう方も多いのですが、日常の買い物で考えると数十万円はかなりの金額です。 しかし、100万円分使えるお金があると考えたら、グレードアップしやすいですよね。ですから、私たちは、グレードアップするかお客さまが迷ったときに、“その分は補助金で賄いましょう”とお伝えしています。 特に、水回り、キッチン、風呂、トイレ、洗面所の設備は、もともとの価格が高額なので、補助金を使ってグレードアップするのがおすすめです」(鈴木さん) 「子育てエコホーム支援事業」を活用すれば、80万~100万円分のグレードアップ費用がもらえると思えばお得感がありませんか?