宝塚で「1番古い」エアコンコンテスト、グランプリは現役1969年製…賞品は消費電力少ない最新型
兵庫県宝塚市が実施した「宝塚で1番古いエアコン コンテスト」で、同市光明町の佐藤三郎さん(84)の自宅で使用されている1969年製のものが「グランプリ」に選ばれた。環境に優しい省エネ家電への買い替えを促す企画で、賞品として消費電力が少なくなる最新型が贈られる。
コンテストは、夏や冬に多くの電力を使うエアコンの製造年を知り、最新型の導入を検討してもらうのが狙いで、現在も利用していることが条件だった。
6~9月に388件の応募があり、平均使用年数は29年。グランプリとなった55年前のナショナル製の冷房専用エアコンは、佐藤さん宅の寝室に設置されており、この夏も就寝前に1~2時間使っていたという。
子どもが生まれた時にあせもができないようにと購入したといい、佐藤さんは「長い間、頑張ってくれた。家族の思い出とともにあるが、電気代がかかるので、いい交換の機会をもらった」と話している。
準グランプリは、苅谷正明さん宅のダイキンの73年製だった。