たまに雪が降る地域のノリのまま行くとやらかす可能性大! 冬の降雪地域をドライブするときの要注意ポイント5つ
雪国へドライブに行く際に気をつけるべきこと
先日、東京でも初雪が観測され、いよいよ冬本番。暖冬といわれていても、急に気温が下がったり雪が降ったり、道が凍結しているところがあるかもしれない、というのは冬のドライブではいつも頭に入れて、警戒しながら走ることが大切です。そんな冬に、初めての土地へ出かける際にはどんなところに気をつければいいのでしょうか。 【画像ギャラリー】装着はしずらいけど走破世の高い金属製に耐久性はないけど装着しやすい布製などチェーンの素材によるメリットデメリット まずひとつめは、慣れない土地では積雪などで道幅やセンターライン、側溝などがわかりにくいものです。周囲のクルマの動きや目印に気を配り、いつも以上に注意して走行することが大切です。標識の見落としや、時間帯によってレーンが変わるサインを見逃す、逆走してしまうなど、うっかりミスが大きな事故につながってしまうかもしれませんので、気をつけたいですね。 ふたつめは、冬においては「さっき通った道だから」と安心して気を抜かないことも大切です。冬の路面は、同じ道でも朝、昼、夕方、夜で大きく変化することが多く、路面状況は決して同じとはいえません。常に路面状況に気を配りながら、慎重に走行することが大事です。 とくに、吹きっさらしの橋の上、トンネルの出入り口、日陰が続くところ、路面が磨かれやすい交差点、カーブなどは要注意。雪が少ないと言われている地域に出かける際にも、念のためスタッドレスタイヤに履き替え、チェーンを持参するようにしましょう。
スタンドやコンビニの営業時間にも要注意!
3つめとしては、寒い地域へ行く際には軽油やウォッシャー液を寒冷地対応のものにしておくことが安心です。ディーゼルエンジンの軽油は、寒さが厳しくなると凍結してしまうことがありますので、現地に入ったらなるべく早めに寒冷地仕様の軽油を入れるようにしましょう。 ウォッシャー液も、いざ使おうとしたら凍って出てこないとなると、視界が確保できず安全性にも影響してしまいますので、面倒でも寒冷地仕様のものを入れておきましょう。可能ならば、ワイパーも冬用ワイパーに交換しておくと、より安心です。 また、最近はガソリンスタンドの数が減っていますので、知らない土地に行くときにはガソリンスタンドの場所や営業時間をあらかじめチェックしておくといいですね。EVの場合には充電スポットの検索をしておきましょう。 4つめは、走行中の天気の急変に備え、車内に食料や水、暖を取れるものを用意しておくこと。自然の多い土地に出かけるならば、最寄りのコンビニ、レストラン、道の駅など、いざというときに駆け込める場所と営業時間のチェックも重要です。 万が一、スタックしたときのために古毛布や厚めの段ボール、けん引ロープや作業用手袋、バッテリーが上がってしまったときのためにブースターケーブルもあると安心です。除雪用ブラシ、解氷スプレー、スコップなどもあれば、雪おろしがラクになります。 5つめは、初めての土地で駐車をする場所の注意点です。雪が多いところでは、雪の壁に向かってバックで停めないこと。駐車中にどんどん雪が降ると、マフラーに雪が詰まってしまう可能性があります。また、屋根や木の下にも停めないこと。雪やツララが落下してくることがあります。そのほか、雪の重みで倒壊しそうな建物やカーポートなども避けたほうが無難です。 このように、冬の遠出にはいつも以上に注意が必要ですが、その分思い出に残るドライブになるはず。安全第一で、楽しんでくださいね。
まるも亜希子