連絡5000人、デート100回。ChatGPTでマッチングアプリを最適化した男が見つけた運命の人
彼女はGPTアシスタントのことを知っていた?
「わー、結婚おめでとー! お幸せにー!」と、ここまで話をきいて思うのは…彼女、ChatGPTのこと知ってんのかな?ですよね。 最初の数ヶ月はAIロボットと会話していたことを、カリーナさんは知っているんでしょうか。結論から言うと、知ってます。 付き合い始めた後、アレクサンドルさんはカリーナさんにカミングアウト。カリーナさんいわく、びっくりしてちょっとショックではあったそうですが、怒ることはなかったと。また、Tinderマッチ後の最初の方の会話は、主にお互いの興味やビジョンを知ることにあるというカリーナさん。真実を知った今振り返っても、GPTアシスタントはアレクサンドルさんのことをうまく伝えていたと感じたので、結果オーライ。 カリーナさんいわく「彼は、私のためにさまざまなプロンプトを作る時間をかけてくれました。なので、合理的な方法を使ってもいいと思います」 アレクサンドルさんいわく、1番大切なのは現実での関係性。
自分とGPTアシスタントの合致性
運命の人を見つけたアレクサンドルさんのGPTアシスタント。わたしも使ってみたい!という人は少なくないはず…。 が、今のところ、恋人探しアシスタントを誰かに提供するつもりはないといいます。その理由は、運用費用がかなり高額だから。アレクサンドルさん、このプログラムに数千ドルを費やしたそうです。 一方、カリーナさんはGPT恋人探しアシスタントを提供するのには賛成。OpenAIのプラットフォームGPT Storeには、実際、アレクサンドルさんのプログラムの簡易版のようなものがたくさんあります。ただ、うまくいくには、GPTに正直に自分のことを教えないといけません。 カリーナさんいわく「まず自分の目的をしっかり自分自身が理解する必要がありますね。アレクサンドルの場合は彼女が欲しかった。そして、それをGPTに伝え、自分のプライベートをしっかり教え込んだ。GPTアシスタントと現実の自分の言うことが合致していないとダメだと思います」
現代版ロマンスの始め方
恋愛指南本を著書にもつデートアドバイザーのダモナ・ホフマン氏も、AIの活用には肯定的。 「出会いを効率化し、マッチからリアルデートまでの時間を短縮するのには賛成です。もし、出会いのアシスタントツールを作れて、人とのリアルな関係性を早く築くことができるなら、着地点の見えないやりとりを続けるよりもずっと確実ですね」
そうこ