わかさSDGsウィーク、10月13日スタート 福井県若狭町、専門家講演会やコンサート
福井県若狭町は10月13~20日の8日間、「わかさSDGsウィーク」と題し、持続可能な開発目標(SDGs)を推進する多様なイベントを展開する。SDGsの3本柱である「環境」「経済」「社会」の各専門家による講演や女性歌手らによるコンサートなどを通じ、町民が自分らしい幸せな暮らしを続けられる町を目指す。 若狭町は第2次町総合計画の中期基本計画(2023~27年度)で「将来も住み続けられ、心ゆたかで『幸せ』な暮らしの実現」を目標に掲げ、SDGsを推進している。今年5月には、SDGs教育支援などを手掛けるHI合同会社(東京)代表の平原依文さん(30)を町SDGsアンバサダーに委嘱している。 ウィークの幕開けを飾るのはリブラ若狭で13日午前10時から開かれる「みらいフェス」。デジタル技術を使った遊びの体験や子どもたちの歌やダンスのステージなどを通じ、町民のSDGsへの関心を高める。 17、18日は環境、経済、社会の分野ごとの講演会「未来フォーラム」を開催。17日午後6時からはリブラ若狭で環境編があり、関西電力や県などと嶺南地域での水産事業の共同研究などに関する協定を締結しているリージョナルフィッシュ(京都)の梅川忠典社長が講師を務める。 18日はパレア若狭で午前10時半から経済編があり、BNPパリバ証券の中空麻奈氏と伊藤忠商事名誉理事の小林栄三氏(若狭町出身)が登壇。午後7時半からは社会編で、腸内細菌研究の第一人者で京都府立医科大大学院教授の内藤裕二氏(同)が講演する。 17、18日には平原さんが町内の2中学校と美方高、小浜市の若狭高を訪問し特別授業を行う。19日午後5時半からはパレア若狭で「SDGs WOMAN Festa」を開催。NHK連続テレビ小説「おむすび」に出演する俳優・歌手の田村芽実さんらによるコンサートやトーク、武生商工高吹奏楽部の演奏などがある。 わかさSDGsウィークでは他にもさまざまな企画を予定しており、詳細は町ホームページで。問い合わせは町総合政策課SDGs推進室=電話0770(45)9112。