コロナ禍踏まえ森内教授が講演「集団免疫高めるには素早い予防接種を」感染症以外も開発進む《長崎》
NIB長崎国際テレビ
世界で猛威を振るい、20世紀だけでも3億人の死者を出したとされる「天然痘」。 ワクチンの普及によって根絶しました。
(森内 浩幸教授) 「パンデミックという異常事態にいかに早くワクチンが使えるようになるかが課題」 長崎市で講演した、長崎大学病院の小児科の医師 森内 浩幸 教授。 新型コロナウイルス感染拡大で、短期間で開発が可能なメッセンジャーRNAワクチンが生まれるなど 技術が進歩したと一方、集団免疫を高めるため予防接種が必要と訴えました。
(森内 浩幸教授) 「あなたのお子さんが病気にかからずに済んでいるのは、ほかの多くの子どもたちがワクチンを接種して集団免疫があるから。 弱者、つまりワクチンを接種することのできない病人や。対象年齢に達していない乳児を守れるのは集団免疫だけ」 世界では感染症予防以外に、アルツハイマー病や禁煙などのワクチン開発も進んでいます。