【名古屋市長選挙】10日の告示を前に舌戦始まる 街頭活動で4人は何を語る
メ~テレ(名古屋テレビ)
今月24日に投開票される、名古屋市長選。10日の告示を前に、早くも街頭では舌戦が始まっています。 4日午後2時すぎ。名古屋の中心部でマイクを握っていたのは…。 「広沢さんを、私たち(日本保守党)にくださいと言ったんですよ。河村さんはそれだけはダメだと。河村さんは素晴らしい後継者を得たと思いますよ」(日本保守党 百田尚樹代表) 衆院選で3議席を獲得、比例の得票率が政党要件を満たした日本保守党。 名古屋市の前市長・河村たかし衆院議員の後継候補として前副市長の広沢一郎さんの推薦を決めています。 「市民税減税の継続ですね。(河村市政は)減税であったり敬老パスであったり、大変に名古屋がよくなった15年だと思う。河村市政を品の悪いところ以外は丸ごと引き継いでいきますのでよろしくお願いします」(広沢一郎氏) 15年間の河村市政が問われる、今回の市長選。
無所属で市長選に臨む考え
広沢さんと同じ時刻。約2キロ離れた大須商店街には、この人の姿が。 「首長あるいは、何かのトップは時々変わってチェックをするということが、必ず必要。名古屋の市政もその時期に来ている。名古屋をアップデートしたい。いろいろ新しくしないといけないことがありますから『アップデート 名古屋』が大きなテーマです」(大塚耕平氏) 参院議員の大塚耕平さん。名古屋出身で、2001年に当時の民主党から参院愛知選挙区に立候補し当選、現在4期目です。 幅広い支持を得るため、国民民主党を離党し、無所属で市長選に臨む考えです。 「給食無償化はやりたいと思ってまして、すぐやりたい。あわせて中学校にも給食を適用することをやりたい。」(大塚耕平氏)
河村前市長が進めた「市民税減税」はとりやめ
市長選が告示される今月10日を前に早くも活発化している、街頭活動。 共産党が推薦を決めている、尾形慶子さんは生活に関する相談など通じ市民と交流しました。 「私は名古屋を緑あふれる美しい街にしたい。地震や気候災害に負けない街にするということです。それを女性の力でやろうと」(尾形慶子さん) 三重県四日市市の出身で、政治団体「緑の党・東海」の共同代表を務める尾形さん。 河村前市長が進めた「市民税減税」をとりやめ、その税金を財源に、福祉や、省エネ・再エネ技術利用の利用に力を入れたいとしています。 「市民税減税をやめたら、毎年100億円の財源ができるので、教育やお年寄りや、住宅の断熱改修などできるようになるので(制度を)直していきたい」(尾形慶子さん)
東京と大阪に並ぶ巨大テーマパークの誘致を
名古屋市長選には、ほかにも愛知県春日井市出身で旅行会社社長の水谷昇さんも立候補を表明しています。 「提案する政策は、東京と大阪に並ぶ巨大テーマパークを誘致することです。これによって、名古屋の需要は急増し、経済効果は1兆円です。この1兆円の経済効果によって、名古屋の税収は500億円増えます」(水谷昇さん) 1日の会見で水谷さんは、国内外からの観光客誘致に力を入れ、名古屋の税収を増やしていきたいと話しました。 「この増えた税金で、名古屋の子育て、教育、福祉、そして若者の賃金の上昇、仕事の多様性こういったものを、東京や大阪並みに向上していきます」(水谷昇さん)