日本一の東大進学率。「筑波大学附属駒場高校」には人間ばなれした賢い学生がごまんといる!
受験生時代はどれくらい勉強したのか
話を戻しますが、東大生はバイトや部活を休んで勉強し試験に臨みます。にもかかわらず、ほとんど勉強せずに優と優上だけを取る学生には勉強の才能を感じるし、「やっぱり筑駒だな」と思います。 また別の筑駒の友人に、受験勉強をどれくらいしていたか聞いたことがあります。 「一日4時間くらい」と言っていました。 「自分はあんまり長い時間集中できないから、4時間くらいしかやらなかった。他の時間は遊んだり、スペイン語*の勉強したりしてた。スペイン語は毎日2時間くらいやってたと思う」 受験と全く関係ないスペイン語を高校三年生という受験において最も大切な時期に続けていたそうです。そのうえ、東大入試の二日前には高校の友人とモルック*をしていたと言います。 *個人が特定されないよう言語とスポーツは変更しています。 ぼくも昨年の受験の3週間ほど前、小学校時代の友人に誘われて合コンをしていましたが、それでも「2日前にモルックしていた」と聞いたら驚きました。 そんな彼は、様々な言語ができるし、4月から中国語を始めて、秋に行われた中国語検定2級に合格していました。大学の授業が忙しい中、たったの8ヶ月で2級取得。自分が1年ほど英語を勉強して、まだ英検を受験すらしていないことに負い目を感じます。 彼らの話を聞いていると、ますます筑駒に興味が湧きます。一体どのような学校なのでしょうか。昨年NHKのドキュメンタリー番組「100カメ」で筑駒の文化祭の様子が取り上げられていましたが、やはり文化祭への熱量が特徴的だと感じます。 【前編】では、東大の定期考査もなんなくこなす学生は「筑駒」こと、筑波大学附属駒場高校出身者が多いという話と東大の成績評価についてお伝えしました。 ▶つづきの【後編】では、筑波大学附属駒場高校の文化祭から見る、学生たちの賢さについてお伝えします。
元国税芸人 さんきゅう倉田