「なつぞら」株上げた清原果耶 13歳当時から光る
広瀬すず主演のNHK連続テレビ小説「なつぞら」がいよいよ最終週を迎えたが、先週、重要な役どころで再登場したヒロイン・なつ(広瀬)の妹・千遥役の清原果耶がドラマを盛り上げた。今作「なつぞら」は、清原にとって出世作となりそうだ。女優デビューとなった「あさが来た」以来の朝ドラだが、まだ13歳だったその当時から光るものを持っていたようだ。
CMやファッション誌モデルで頭角現す
「あさが来た」は2015年後期の朝ドラだが、この年の1月から三井不動産グループ、アステラス製薬のCMに起用されるとともに、春からはファッション誌「ニコラ」の専属モデルにもなり、「有望な美少女がいるぞ」と、徐々にではあるが話題になり始めていた。当時、中学生だった清原は週末になるたび地元・大阪から東京へ通い、レッスンや仕事をこなすハードな毎日を送っており、筆者も取材のタイミングを合わせるのに苦心したのを覚えている。 「学校に行くのが好きで、お友達とおしゃべりするのがリフレッシュ。ミニチュアダックスフントを飼っていて、家で遊んでいます」と、笑顔もまだあどけなく、対面しての第一印象は、女優というよりフレッシュな美少女モデルといった雰囲気だった。
3、4歳の頃、自宅テーブルをステージに
しかしこのとき聞いた話で印象に残ったのは、幼少時から芝居や歌に関心があり、3~4歳の頃には家のテーブルをステージに歌い踊って、父親に怒られたという話だ。演技への入り口は役者によってそれぞれ違うし、中には若い頃には演技経験も興味もなかったという役者もいるが、清原の場合は小学5年のときには芝居に本格的に興味を持ち、ミュージカルやクラシックバレエ、歌やジャズダンス、タップダンスを習ったというから、やはりいい意味で天然というか、好きこそものの上手なれを地で行く面があったのではないか。 「あさが来た」に関しては、「関西でも昔はイントネーションが違うし、京言葉もあるので苦心しました。所作も難しいです」と話し、実年齢より上の役で、主人公あさと同じ年の設定なので、あさ役の波瑠を見ながら勉強したとも話していた。