【マリーゴールド】会場が感涙!試合後に見せた石川奈青の涙と高橋奈七永の愛。~新人ライター#ミライの観戦レポ⑧~
10月24日後楽園ホールで「高橋奈七永 vs 石川奈青」の2度目となるパッション注入マッチが行われた。 【写真】前哨戦を制した奈七永&皇希! 去る10月20日の長野大会で石川は松井珠紗と組み、高橋奈七永&天麗皇希組とタッグマッチで戦うも敗戦。 試合後、奈七永は「24日の後楽園シングルマッチ!ちょっとやる意味あんのかな?2vs2でこれなのに1vs1で勝負になるとは思えない。今のままだったら。ちょっと覚悟がない。リングに上がる覚悟がない。人生の腹を括ってる覚悟が見えない。」と痛烈なコメント。 一方、石川は「“伝わってない伝わってない”“覚悟覚悟”ってうるせーんだよ!うるさいこと言ってる高橋奈七永の足元救って、後楽園ホール自分が勝ってみせます。私のパッションを感じないなんて絶対に言わせない。覚悟しとけ高橋奈七永!」と奈七永とのシングルを前に気合い充分。
試合は開始早々、会場から「石川!石川!」の石川コール。その声に応えるように石川が奈七永の髪を鷲掴み先制ビンタ。奈七永も同じビンタでやり返し、石川をヘアホイップで投げ飛ばす。怒った石川は同じくヘアホイップで反撃。さらに雄叫びを上げながら何度もショルダータックルでぶつかっていくが、奈七永には全く通用せず、逆にショルダータックル1発で倒される。 そして戦いは場外へ。奈七永はパイプ椅子に石川の頭を何度も打ちつけると、椅子2脚を相向かいに置いて石川を座るよう挑発。石川が椅子に座ると「DREAM STAR*GP2024」でも見せた凄まじい”ビンタ合戦”が炸裂した。
リングに戻っても奈七永の攻撃は止まらない。逆水平チョップ、エルボーの連打、石川の身体が“コ”の字に曲がるほどの逆エビ固め。石川は「ア”ァーッ!」と唸り声をあげながらも何とかロープを掴みブレイク。 奈七永の壮絶な攻めの中で石川は力を振り絞り、ヘッドシザーズ・ホイップ式エビ固め、タチアガールと丸め込みで勝利を狙う。だが、カウント2で返され、最後は奈七永が強烈なラリアット2発を石川に叩き込み、3カウントを奪った。 勝利した奈七永だが、立ち上がることができない石川に「お前のパッションそんなもんかーッ!」と叫ぶと石川は涙を流しながら立ち上がり「パッション!パッション!」と奈七永にビンタを連打。それを無言で受ける奈七永は、最後に石川と肩を組み、お客さんに向かって2人深々と頭を下げた。会場から温かい拍手が鳴り響く。奈七永の石川に対する愛情を示したような瞬間だった。