達、瀬、求… 活躍! 1文字名字の選手 今年の選抜高校野球
「達」「瀬」「求」に「調」、かつては「納」――。何かの暗号か、はたまた……。いえいえ、気付いた方はなかなかの高校野球ファンである。 【写真で見る】センバツ準々決勝は29日に 兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催中の第93回選抜高校野球大会は、いよいよ29日に準々決勝4試合を迎える。ベスト8に残ったチームも含めて、今大会はここまで漢字1文字の珍しい名字の選手が多く活躍しているのをご存じだろうか。 第1試合に登場の天理(奈良)はエースが「達(たつ)」、4番が「瀬(せ)」。身長193センチ右腕・達は、ここまで2試合連続で完投し計1失点。瀬は健大高崎(群馬)との2回戦で2打点を挙げた。投打の柱の活躍でチームは13年ぶりに8強に進んだ。 東海大相模には「求(もとめ)」がいる。奄美大島出身で、昨秋公式戦で登板がなかった2年生右腕は2回戦の鳥取城北戦で先発し、4回無失点と好投。1―0の勝利に貢献した。 敗れはしたが、目を引いたのは初出場の大崎(長崎)で4番・捕手の「調(しらべ)」。1回戦の福岡大大濠戦で2安打し、リードでも2失点に防いだ。 ちなみに過去10年の優勝チームを見てみると、2013年の浦和学院(埼玉)には「贄(にえ)」、14年の龍谷大平安(京都)は「常(つね)」、16年の智弁学園(奈良)には「納(おさめ)」がいた。さて、今回の優勝チームに1文字名字の選手は残るのか?【安田光高】 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。