”せっかくのチャンス”を…。22年ぶり民放地上波全国ネット中継の湘南戦でFC東京が痛恨の黒星「そうした試合で負けてしまうのが自分たちの実力」【コラム】
勝っていればファン・サポーター拡大も
2024年11月3日に味の素スタジアムで開催されたFC東京対湘南ベルマーレ戦。試合前にスタジアムを見渡すと、ひとつの横断幕が気になった。そこにはこう書かれていた。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開! 「テレビは東京! 今後ともご贔屓に!」 このゲーム、実はテレビ東京で試合中継されることになっていた。民放キー局地上波全国ネットでのJ1リーグ中継は実に22年ぶり。テレビ東京での中継は19年ぶりのことだったのである。 普段スタジアムに来ない方がFC東京に触れる絶好の機会であり、ここで勝利を掴んでクラブの魅力を伝えられればファン・サポーターの拡大につながるはずだった。しかし、結果は0-2の敗戦。せっかくのチャンスを活かせなかった格好だ。 選手たちは地上波放送の試合で勝てなかった事実をどう捉えているのか。囲み取材で遠藤渓太に訊くと、次の答が返ってきた。 「地上波でやってくれるのはありがたいことで、自分たちのサッカーを知ってもらう良い機会ですが、そうした試合で負けてしまうのが自分たちの実力。FC東京が東京にあるサッカークラブということを分かってもらうためにも、週末にサッカーの試合を見に行こうと思ってもらうためにも勝ち続けないとダメですね」 また高宇洋は「ひと言で残念です」とコメントした。 ゲーム内容を振り返っても、この日は湘南の良さが目立っている。ここぞという局面で勝負弱さを露呈したFC東京。遠藤の言うように、これが「自分たちの実力」なのだろうか。 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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